出版社内容情報
イギリス人は面白い、しかし、イギリス人は分からない。そもそもイギリス人とは何なのか? その「隠されたコード」の謎を解く
内容説明
イギリス人は面白い。しかし、イギリス人は分からない。各種スポーツ、政治制度、エチケット、背広という服装などなど、世界のさまざまな共通ルールを作り上げてきたイギリス人とは、いったいどんな人間なのか?イギリス人は、何をもって自分たちをイギリス人と考えているのか?その生き方、ファッション、ユーモア、料理、奇人、変人たちから、イギリス人の「隠されたコード」を覗いてみた。
目次
1章 多様なるイギリス人
2章 日和見主義の効用
3章 素朴と洗練―変幻自在なイギリス人
4章 鈍いイギリス人の現実主義
5章 変わらぬ世界にさざ波を見る
6章 外なる外国人、内なる外国人
7章 ジョン・ブルとブルのような女性
8章 イギリス風ユーモア
9章 明治の日本人が見たイギリス人
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハルバル
8
イングリッシュネスについて。目に見えない暗黙の了解としてあるドレスコード(茶色いジャケットはカントリー用で普段着たら笑われる)、階級差、ウェールズやスコットランドとの微妙な関係、未だに引きずる大英帝国のプライド、皮肉で食えない人間性など、「英国とは」について語った軽いエッセイ。私にとっての英国はホラーの国ですね。古い本ですが、外国人恐怖を潜在的に持つ国が今や移民やテロに見舞われてるとなるとなかなか複雑ですね。2018/11/29
オールド・ボリシェビク
4
「イギリス人とは何か」ということを、ユーモア混じりに教えてくれるエッセイである。まあ、階級がここまで通底している社会とはよほど、住みにくいとも思えるのだが、もはやそれは彼らにとっては空気のようなものなのだな。イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランド、それぞれが持つ地域性などの考察も興味深い。2022/09/03
cgatocairb
2
B英国の歴史や民族性等、とても楽しい。英語で英国人先生の授業の最初に、イギリスとはイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドと習ったことを思い出す。ナイチンゲールの逸話が凄い!ただの慈愛なだけではなく、実行力に溢れた力強い女性だった。2013/04/04
カミブクロ
0
やや古い本。イギリスEU離脱のついでで古本屋で買ったのだが気に入りました。ブログで紹介記事を書ければ書きます。2016/07/12
新しいフォルダー
0
鉄の女と白衣の天使は同じ成分で出来ているらしい。隠者ルーカス、映画化したらおもしろそう。2013/09/06