バブルの物語―人々はなぜ「熱狂」を繰り返すのか (新版)

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バブルの物語―人々はなぜ「熱狂」を繰り返すのか (新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 173p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784478007921
  • NDC分類 676.7
  • Cコード C1030

出版社内容情報

すべての投資家は、自分だけは賢明だと信じている──暴落が訪れる瞬間まで。
金融市場で繰り返される陶酔的熱病の真相を巨人ガルブレイスがシニカルな筆致で綴る。バブルの本質を描いた不朽の名著復活!

内容説明

発生と崩壊を繰り返す「陶酔的熱病=金融バブル」の本質とは何か。今回の世界金融危機を正確に見通していた名著、ついに復活。

目次

1 投機のエピソード
2 投機に共通する要因
3 古典的なケース1 チューリップ狂、ジョン・ローとロワイヤル銀行
4 古典的なケース2 サウスシー・バブル
5 アメリカの伝統
6 一九二九年の大恐慌
7 再び一〇月がやって来た
8 教訓は歴史から

著者等紹介

ガルブレイス,ジョン・ケネス[ガルブレイス,ジョンケネス][Galbraith,John Kenneth]
1908年カナダ生まれ。1934年カリフォルニア大学バークレーにて経済学博士号を取得。二つの大学で教鞭をとった後、1949年ハーヴァード大学に移る。その間『フォーチュン』誌の編集委員を務めた。1961‐63年ケネディ政権でインド大使を務めた後、ハーヴァード大学に復帰、以後経済学部教授として1975年まで在任。退官後は名誉教授を務めた。1971年には、アメリカ経済学会会長に選ばれている。2006年4月29日、老衰のため永眠

鈴木哲太郎[スズキテツタロウ]
1926年東京都に生まれる。1948年東京大学法学部を卒業。在ジュネーブ国際機関日本政府代表部参事官、通産省大臣官房審議官、総合研究開発機構理事などを歴任した。現在弁護士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

wiki

21
訳語が生硬なのが玉に瑕に思う。概要を読み込むのに再読が必要だった。著者は陶酔的熱病(euphoria)に寄与する要因として「金融に関する記憶が極端に短い」事、「金と知性とが一見密接に結びついているかのようにおもわれている」事を挙げる。金融に関する記憶はもって四半世紀。手を替え品を替え投機は起こる。拝金教が金持ちこそ偉いとの誤認識を生み出し、熱狂させている。社会構造的に抑止出来ない事だ。懐疑的であれ、熱狂に参加するな、と賢人は書き遺した。転じて、今の世の中でも本書に記載の陶酔的熱病の典型は見出せる。良書。2019/05/15

加納恭史

11
二読でやっと分かる。なかなか難しいな。発生と崩壊を繰り返す「陶酔的熱病=金融バブル」の本質は何か。その後の世界金融危機を正確に見通していた。1929年の世界恐慌がメインテーマである。その投機の前触れを指摘するのが本書である。チューリップバブル、ジョン・ローとロワイヤル銀行のバブル、古典的なケースのサウシー・バブルなどバブルは恐慌前からあったのだ。それらの原因は投機=陶酔的熱病なのだ。1.それを推進するグループ。2.用心深く、熱狂の後、手を引こうとするグループ。この2グループの代表が経済学者のガルブレイス。2026/10/22

加納恭史

11
大村大次郎さんの世界の歴史で財政危機と税制のつながりが分かったが、バブルの崩壊につき、知りたくなり、歴史的バブルの物語を読む。最適なのはこの本のようだな。投機のエピソートから経済学者ガルブレイスは語り始める。「個人として結構まともで気のきいた人であっても、群衆の一員となると、とたんに馬鹿者になってしまう」―フリードリヒ・シラーの言葉。投機のエピソードが繰り返し起こる傾向に異論がないだろう。すなわち、銀行券、証券、不動産、美術品などに関わる大小の事件は歴史の一部である。古典的ケースの最初はチューリップ狂。2026/10/20

加納恭史

8
「ちょちょら」で一休みしたので、この本書に戻る。著者のガルブレイスの洞察の鋭さに、新ためて感心する。アメリカの大小のバブルを歴史的に考察している。サウシー会社は少し違っていた。南海会社であるからサウスシー会社である。フロリダの不動産バブルである。フロリダの海岸線の別荘地帯での株式や投資会社への投機のブームとその崩壊である。地価の上昇への陶酔的熱病であった。日本の地価上昇のバブルはまだ記憶に新しい。かなり前からアメリカでは土地バブルがあった。経済学者シュンペーターのイノベーション論は有名だが投機熱も煽った。2026/10/24

一休

6
チューリップバブルからブラックマンデーまでバブルの様相を説明している。バブル(と崩壊)を語る本はいくつかあるが、本書は人間の特性から論じているのが興味深い。バブルの原因は、金融に関する記憶が極端に短い、金儲け=頭が良いという思い込みがあるとの指摘。またバブル崩壊後に損した市井の人々は儲けた人や買い煽った人を糾弾するが、実は前者も含めてバブルに乗った全ての人が悪い、そしてバブルはまた生まれるだろうというのはむしろ清々しい主張。バブルに乗せられないためには懐疑主義になり、渦中に入らないこととのこと。2025/04/13

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