向田邦子

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  • サイズ B6判/ページ数 267p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784166403202
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0395

出版社内容情報

作家として充実を極めていた最中に亡くなった向田。貧しいけれど懐かしい、豊かだけれど淋しい“昭和”がその文章から浮かび上がる。

シナリオ作家、小説家、エッセイストとして華々しい活躍をしていた最中に不慮の飛行機事故で世を去った向田邦子。彼女が人気ドラマ「寺内貫太郎一家」のシナリオを書いていた頃、そして大病をへて記念碑的第一エッセイ集『父の詫び状』を発表する70年代半ばから81年の事故直前までのエッセイ三十五編を採録する。幼いころのしんみりする思い出を描いた名品「ゆでたまご」「お弁当」、誰もが我も、と思い当たる節のある失敗談「ポロリ」、納得の男性観察「パセリ」など、身の回りの出来事が切れのよい文章で切り取られ、ほのかに哀切な読後感を残す。今読んでも、何度読んでも、日本人の琴線に触れる傑作随筆ぞろいです。

目次

第1部 一九七四~七七年(テレビドラマの茶の間;寺内貫太郎の母;名附け親 ほか)
第2部 一九七八~七九年(隣りの神様;草津の犬;マハシャイ・マミオ殿 ほか)
第3部 一九八〇~八一年(襞;お弁当;職員室 ほか)

著者等紹介

小池真理子[コイケマリコ]
1952年、東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。96年、『恋』で第114回直木賞を受賞。2006年、『虹の彼方』で第19回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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