謎解き「都市伝説」

ＡＳＩＯＳ/廣田 龍平【著】

彩図社（2022/12発売）

• サイズ 46判／ページ数 295p／高さ 19cm
• 商品コード 9784801306356
• NDC分類 147
• Cコード C0095

出版社内容情報

「テレビやYoutubeで話題の都市伝説、本当はどうなの？」



まもなく地球に大異変が訪れる、世界はある特定の一族に支配されている、世界最古の遺跡は宇宙人を祭るために作られた、南海トラフ大地震が起きる年は予測することができる……。

〝世界の秘密〟に触れる都市伝説が、「やりすぎ都市伝説」や都市伝説系などを呼ばれるYouTubeなどで人気になっている。はたして、それらの伝説は本当なのか。

ＵＦＯや心霊現象、超能力、超古代文明、未確認生物など、「謎解き超常現象」シリーズでこれまで数々の謎を解き明かしてきたＡＳＩＯＳが、世間を賑わせる都市伝説の謎解きに挑戦！　伝説誕生の経緯、伝説が生まれた背景、そして伝説の信ぴょう性などを調査、都市伝説の真相を明らかにする！

内容説明

都市伝説、陰謀論、インターネット怪談…ＴＶ、ＹｏｕＴｕｂｅなどで話題の怪しい伝説の真相に迫る！

目次

第１章　テレビで広まる都市伝説の真相（ポールシフトは起きるのか？；超古代文明は核戦争で滅んだ　ほか）
第２章　ＳＮＳを賑わす都市伝説の真相（神秘の定め「ガイアの法則」；四国剣山で聖櫃が発見された！？　ほか）
第３章　世界を裏から操る陰謀論の真相（ニューワールドオーダー；世界を支配するフリーメイソン　ほか）
第４章　ウェブで流布するネット怪談の真相（きさらぎ駅；くねくね　ほか）
第５章　一度は聞いたことがある定番都市伝説の真相（口裂け女；人面犬　ほか）

著者等紹介

廣田龍平［ヒロタリュウヘイ］
１９８３年生まれ。博士（文学）。現在、法政大学など非常勤講師。文化人類学・民俗学の立場から妖怪研究に「存在論的転回」を仕掛けている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[こら]

超常現象を懐疑的な視点から研究しているASIOSの最新作。今回のテーマは都市伝説！アヌンナキ、剣山の聖櫃、イルミナティ、きさらぎ駅、犬鳴村、とステキワードの連続です。『謎解き超常現象』シリーズと比べると、マニアにはディープなテーマが少ないのは少し残念…。ただ、民俗学者の廣田龍平先生が参加され、コトリバコ等のネット怪談が民俗学的観点から紐解かれていくのは非常に興味深いです。あと、八尺様がおねショタキャラ化されているとはなんともびっくり…（笑）

2022/12/05

[へくとぱすかる]

久しぶりのＡＳＩＯＳ本。最近目立ってきた、ＹｏｕＴｕｂｅなどネットで取り上げられることの多い、「都市伝説」の真相を解明していく。伝説の可能性を正面から論じる以前に、そもそも伝説が元はどんな形だったのかを探っていくと、真相にぶつかる場合が多いと感じた。現代の重要な舞台はネットである。とすると、本当に出来事があったと考える以前に、群集心理、あいまいな情報が伝達されるときのミスなどを考慮しなければならないだろう。いずれにしても伝説のオリジンを探求することはおもしろい。文献調査もふくめて今後の研究に期待したい。

2022/12/03

[うみ]

後半の怖い話系の都市伝説が、こ、怖かった💦 うっかり夜中に１人で読んでしまった……😱

2022/11/28

[おおかみ]

超古代文明や陰謀論といったスケールの大きな話から、きさらぎ駅、くねくね、バックルームなどのネットロア、口裂け女、人面犬といった古典的な都市伝説まで、縦横無尽に真偽を検証する。単に科学的に否定するのではなく、情報が拡散していく過程を追った論考もあり、なぜその都市伝説が生まれ育ったのかを考える一助になる。中には結論不明のものもあって、未知なるものへのロマンも残しているところに好感が持てる。

2023/01/29

[agtk]

ASIOSの新作。今回は都市伝説。と学会本と同じフォーマットなので読みやすい。全編おもしろかったが、特に第４章5章がよかった。カシマさんは自分も子どもの頃怖かった印象がある。他も定番だったりどこかで聞いたことがあったりする話ばかりで興味深かった。

2022/12/04