出版社内容情報
明治十年二月、鹿児島の野に伏していた西郷隆盛は、ついに政府に対して兵を挙げた。最強の薩摩軍団はなだれをうって熊本を襲う。西南戦争の幕が切っておとされた
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Book Lover Mr.Garakuta
16
【図書館】【速読】:司馬史観炸裂の本で面白かった。彼が思う明治はイカ様な物であったのだろうか。再読だが、彼の思索とともに歴史に思いをはせるのは楽しい。2024/11/12
ケン
2
西郷暗殺の弁明を求めて薩摩軍が立ち上がり、中央を目指すが戦略無き開戦だった。日本史上最後の内戦だがここまで勝敗が明白だったのかと知らされる。西郷隆盛何思う。2023/06/01
てり
1
いよいよ開戦、熊本城の攻防。事実をひとつづつ組み立てていくような筆致。どれだけの資料を読み込んだのだろうかと思うとクラクラしてくる。下野して以降の西郷はほんとにお神輿状態で流れのままに流れていくだけ。西郷の本意はどこにあったのだろう.... (4)へ続く。2020/09/13
seychi
1
薩摩がついに立ち上がる所まで。しかし司馬遼太郎作品にしては妙に読みにくい。同じ逸話が何回も出たり脇道が多かったり。これまで司馬作品の長編は読んでるけどおいらにとっては今までで一番しんどい。さて、続きはどうするか。時期をおいて頭からもう一回読むか…つい最近薩摩に行ったばかりなのに…(苦笑)2013/04/13