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内容説明
ノブの形がドアの開け方を決めるように、最小の人の命の時間と資本で、最大の付加価値を創出する。「価値構築経営の構造」が実現する新・組織論。
目次
第1章 構造が挙動を創り、挙動が成果を創る
第2章 なぜ、構造で成果を出すことができないのか?
第3章 ストラクチャリング思考
第4章 価値構築経営の構造―Structure of Value Construction
第5章 価値の根源:ニーズ探索の構造
第6章 価値創出の構造
第7章 価値実現の構造
第8章 価値展開の構造
第9章 構造によって価値を生み出した事例
著者等紹介
田尻望[タジリノゾム]
京都府長岡京市生まれ。大阪大学基礎工学部情報科学科卒業後、株式会社キーエンスにてコンサルティングエンジニアとして、重要顧客を担当。大手システム会社の業務システム構築支援をはじめ、年30社に及ぶシステム制作サポートを手掛けた経験が、「最小の人の命の時間と資本で、最大の付加価値を創出する」ミッション、世界初のイノベーションを生むコンサルティングセールス、ファクトベースでの高収益コンサルティングの基礎となっている。その後、企業向け研修会社の立ち上げに参画し、独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Cozy
5
最小の命の時間と資本で、最大の付加価値を創出する。このためには業務を俗人化ではなく構造化することが大切。アップルショップの76°や道路の矢印などこうした構造があることで人は自然と行動に移す。良い構造が良い行動を創り、良い行動が良い成果を創る。キーエンスでは例えば営業前後、1営業、1日、1週間、1か月、4半期、1年間といった単位でも1つひとつ価値が最大化するための構造が創られている。自組織の構造にこだわっていきたい。2023/06/10
Haruki
3
キーエンス経験をもとに、高付加価値を構築する構造として、ニーズ探索(コンサル)→価値創出(企画)→商品実現(開発)→商品展開(販促)→価値実現と分解しそれぞれを平易な例で解説。特に付加価値を顕在ニーズ+潜在ニーズ+ニーズの裏のニーズと深堀し、顧客の意思決定を最適化することを目指す。そこが見えてくれば売価を原価との比較から脱却し付加価値(提供価値)との比較(高利益率)に持ち込める。特長→利点→(ニーズを満たす)価値の流れを把握してセールス構築する。構造を知れば膨大な組合せ事象を容易に生み出せる視点は新鮮。2023/06/24
Cenacolo(チェナコーロ)
2
キーエンスの利益を出す仕組みが良く理解出来た。特に付加価値を作り出すために、属人性や臨機応変性を構造化する事が、パターン化やシステム化、AI化に繋がる。付加価値の深掘りや価値の根源である顧客ニーズ探索の構造の分析は、行き詰まり感のある小売の戦略策定に非常に参考になる。潜在ニーズが大事と言うが、どの様にして分析、活用するかは初めて理解出来た気がする。2023/09/16
黒とかげ
2
うーん。特別いいことが書いてあるわけじゃなく、メインの構造についても全然踏み込めていない。普通のコンサルティング本という気がした。とはいえ、その普通のことすらなかなか徹底できないのだが……。だからこそキーエンスが輝けれているのか。2023/06/18
sho_kisaragi
1
「構造化」「構造」という言葉を自分なりにきちんと定義したくて。 構造化とはパターン化であり仕組み化であり、思考そのものではないかと仮定しました。また構造化することで、人は理解できるもの。もしくは理解したことで構造化が可能なのかもしれません。 どちらかが先というよりかは、抽象と具象のように、構造と理解もお互いに行き来して、より深く、正しく分かるのではないかと感じました。まだ答えは出ていないものの、構造一つ取ってみても、何一つ分かっていないなと認識しました。2024/03/04