出版社内容情報
坂の上の雲(三)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Book Lover Mr.Garakuta
14
【図書館】【速読】:司馬さんが捉えた日露戦争も、終結した。史実として何処迄追求できたのかは分からないが、物語として、十分に楽しめたが。文庫本(や全集は初めてだけど)で何度も読み返すたびに面白くて楽しめました。有難う御座いました。2024/07/02
ナハチガル
7
二年以上かけてついにたどり着いた日本海海戦は、時に人間くさく、時に人知を超えた神々の戦いと、それに翻弄される人間たちの姿を描いた、現実離れした嘘のような本当の話、ほとんど神話である。後書きによると「私の四十台はこの作品の世界を調べたり書いたりすることで消えてしまった」とのことだが、そんなペースでどうやってあれほどの数の作品をものにしたのだろう。20世紀を舞台にした作品をもっと書いてほしかったけど、すでにあるものさえとても読みきれなさそうなので、贅沢は言えない。堪能しました。ありがとうございました。S。2019/07/04
ケン
2
敵失による勝利、幸運なる勝利、こうして不敗神話が誕生して来た。今現在10年前20年前の日本国進路をチェックする仕組みはあるのか。2022/03/14
Tonex
2
日露戦争がどういったものかだいたいわかった。司馬遼太郎の文章は読みやすい。晩年の作品だと思っていたが、40代の頃に書いたものだと知って驚いた。2014/11/07
デルタアイ
1
長かった物語もようやく着地 壮大なエンタメに思えるがそういえば史実なんだったっけと再確認 強国ロシアを退けたこの戦争の意義、日本軍による勝利神話とアジアの開放そして何故か敵と同じ二の轍を踏んでいく今後の大戦 秋山兄弟の晩年にもう少し触れてほしかったなー ☆9.1 2024/01/15