出版社内容情報
日本人は裁判嫌い? 日本人は権利意識が低い? 従来の考え方に疑問を呈し、歴史的観点から社会や制度に目を向けることで、日本人が元々有していた権利意識の高さと、それが萎縮していく過程をつぶさに――機能論的に――繙く。復刊にあたり、本書の理解をさらに深める2つの論攷を新たに収録。
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内容説明
日本人は裁判嫌い?日本人は権利意識が低い?名著復刊。従来の考え方に疑問を呈し、歴史的観点から社会や制度に目を向けることで、日本人が元々有していた権利意識の高さと、それが萎縮していく過程をつぶさに―機能論的に―繙く。復刊にあたり、本書の理論をさらに深める2つの論攷を新たに収録。
目次
第1章 法観念比較の予備的考察(法圏分類基準としての法観念;西洋と極東における法観念の相違)
第2章 西洋と極東の意味(文化共同体としての「西洋」;極東の意味)
第3章 西洋法における「法の支配」と「権利のための闘争」(「西洋法」の概念;神聖なる法;イギリスにおける主権と法;フランスにおける「法の優越」;ドイツの「法治国」思想;「法の支配」の展開と権利のための闘争)
第4章 極東における徳治と法治(「極東法」および天と皇帝;中国の法伝統;日本人における法意識の形成)
第5章 日本的法観念再検討のために(総括的考察;補遺的考察)
補論1 日本法の普遍性と特殊性
補論2 極東の法観念に関する誤解
著者等紹介
大木雅夫[オオキマサオ]
1931年福島県に生まれる。2018年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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