内容説明
『仁義なき戦い』『蒲田行進曲』『黒蜥蜴』『バトル・ロワイアル』―映画という“終りなき戦い”。深作欣二が語る全61本の映画戦記。
目次
若き日の映画体験
東映で助監督修行
監督デビューのころ
戦後風景へのこだわり
東映を離れて試行錯誤
テレビ映画の仕事
「人斬り与太」シリーズの疾走
「仁義なき戦い」シリーズの炸裂
実録とアクションの往還
時代劇への挑戦
大作映画の悪戦苦闘
バイオレンスの彼方へ
著者等紹介
山根貞男[ヤマネサダオ]
映画評論家。雑誌や新聞に批評を書くとともに、映画書籍の編集を手掛け、内外の映画祭における特集企画の立案や失われたフィルムの発掘に携わる。2001年4月より東海大学文学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
50
いつかギラギラする日はそんなに言うほどひどくないとは思うが・・・仁義なき戦い見たくなって困る本です。杉本美樹がいいよなと思った。2015/02/27
kinkin
3
仁義なき戦いの章を読んで、もう一度順番にシリーズを観たくなった。2014/01/14
washi
2
70年代の東映の空気感が面白い。「仁義なき戦い」をまとめて観たくなった。2008/06/13
淡雪
1
仁義なき戦いより前の深作映画について監督本人が詳細に解説・裏話(当時の映画界の状況等)をしてくれるのが貴重でありがたい。脚本家やカメラマン等のスタッフの座組がいかに大切もよくわかる。深作監督からみたアメリカ映画とは何か、黒澤、小津、溝口等の日本人監督についてのコメントを読むと、自己評価も他者評価も極めて的確で評論家としての資質もあったのではないかと思う。2016/03/23
tkm66
1
(回想)この本以前に本格的な深作研究・インタビュー本はほぼ無かったと記憶。2003/07/23