出版社内容情報
新選組血風録/幕末
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Book Lover Mr.Garakuta
13
【図書館】【速読】【再読】:面白い江戸幕末期の明治維新のころの短編集。読み返してみますと知らない地名や登場人物も多く、珍紛漢紛でしたが。重厚な内容で面白かったです。2023/10/22
なーちゃま
3
「燃えよ剣」の番外編集のようなもの。土方が組織を強くするためにもうひたすら粛清。局中法度への裏切りがいろんなエピソードと共に紹介される。また、雅号の話など薄桜鬼にも盛り込まれている様々な要素が、司馬史観を交えて語られている。でも驚いたのは、『御法度』(映画)のオリジナルになったのが、新選組血風録に収録された「前髪の惣三郎」だったなんて……。この衆道の話一篇だけで映画に出来ちゃうなんて……。確かに「前髪の惣三郎」だけ異質というか、怖いもの見たさで見てしまうところがあるのは否めません。2021/09/07
Book Lover Mr.Garakuta
3
図書館本:江戸幕末に活躍していた人々の物語。ハード・ラーニングな本で、ハードタイムズを味わえる。にしても、上手に絵を描く本ですね。どうやったらこのような作風を描けるのか、ぜひとも知りたいですね。2018/10/08
ケン
1
司馬遼太郎新撰組を短編を通じ構築される。2020/06/08
ガオ
0
〇 どちらも短編集ですが、幕末史の中では、主人公にはなりえない人物を多く描いています。 有名ではない人物を主人公にするには、かなり詳細な取材が行われたことと思われます。 司馬先生の小説の奥深さに繋がっているのでしょう。 幕末の尊皇攘夷思想の強烈さ、持続性の強さを改めて認識しました。 2020/03/15