芥川賞全集 〈第12巻〉

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芥川賞全集 〈第12巻〉

  • 価格 ¥2,669(本体¥2,427)
  • 文藝春秋(1983/01発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 456p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784165072201
  • NDC分類 913.68

出版社内容情報

一主婦が突然文壇の脚光を浴び、著名なイラストレーター、或いは詩人が踊り出る─ 重兼芳子、尾辻克彦、吉行理恵氏ら異色作家の受賞作を含む全集最終巻を飾る七篇

感想・レビュー

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3
『九月の空』再読『暢予』女教師と生徒、昔の恋心を呼び起こす老女の心境は、燃え上がる炎ではなくまさに煙を出しながら燻っている。心境と明確に分離した老いのくだりが達者。最後に余計なものを付け足した唐突部分のみ残念である。『☆やまあいの煙』小説に対して真摯に向き合っている。表現したい主題が明確。前半の力量で推し進めて欲しかったが、読後の良さと民話風仕立てを選択したと思われる。『愚者の夜』言うなれば痴話喧嘩の一言で終わる。が、実在するかのような血の通ったキャラクターと、鬱屈しないからりとした文が調和している↓2023/11/30

かっこ

0
「伸予」が印象に残った。「小さな貴婦人」の良さはさっぱりわからない。2022/02/04

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