出版社内容情報
一九七一年から十五年間「週刊文春」に連載され、世の男性女性の絶大な支持を得たエッセイシリーズのベスト版。全三巻、続々刊行
内容説明
帰ってきたおせいさん&カモカのおっちやん。楽しいお色気・痛快な会話で誰をも夢中にさせたあの人気エッセイ「女の長風呂」、ベスト版になって登場。
目次
女のムスビ目
いらう女
男の欲望
四十八手
子供より男
セーラー服の女学生
わが愛の中学生
情を通じ…
変身
ワイセツの匂い〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
71
面白かったです。内容的にはくだらない下ネタが殆どなのですが、おせいさんとカモカのおっちゃんのやりとりとなると下品な感じはなく、クスリと笑えるから不思議です。かなりあけっぴろげに色々話しているのは確かなんですけど。2016/05/27
みっちゃん
7
母が田辺聖子さんのファンで、昔よく読んでいたなあと思い出して読んでみた。面白かったが、きわどい内容にびっくり。この本を寝っ転がって読んでいた小学生の私を、母はどう思っていたんだろう…とりたてて注意された覚えもないけど。ま、当時は意味もわからず読んでいたということで。2015/04/02
七時半
3
内容はしょうもない下ネタばっかりなんだけど、癖になる関西弁のリズムと時々現れる古典の雅な知識がちぐはぐでおもしろい。やっぱり教養のある方はしょうもないこと言っててもなんか素敵に聞こえますね。これが平安貴族の言う雅というやつだったのだろうか…2015/08/13
K
0
(1995,914.6)これはおもしろい。明るいエロ話。中学生と女学生の関係など、井上靖「夏草冬濤」のくだりを思い浮かべるとまさにピタッときて、時代を感じる。ジェンダーでひっかかる点多々あるが、女も男も豊かな感じがする。古き良き時代というか。3冊あったので、また2冊借りてきちゃった。おせいさんはいいなあ。ガハハと笑えるし、本人がかわいらしいよ。元気ない人におすすめします(フェミは除く)2022/04/20