出版社内容情報
襖の裏紙に書きつけられた、奇妙な「天狗のお告げ」。
町外れの古書店で見つけた、上下さかさまに記された一枚の紙切れ。
家族会議から始まった、解読不能の古文書「ヴォイニッチ写本」探訪の旅。
浮世離れのディレッタントにかかれば、
一葉の紙片は秘密を語る宝石箱になる。
【目次】
内容説明
襖の裏紙に書きつけられた、奇妙な「天狗のお告げ」。街外れの古書店で見つけた、上下さかさまに記された一枚の紙切れ。家族会議から始まった、解読不能の古文書「ヴォイニッチ写本」探訪の旅。浮世離れのディレッタントにかかれば、一葉の紙片は秘密を語る宝石箱になる。「図書館の魔女」の鬼才が放つ、知的探索ミステリー。
著者等紹介
高田大介[タカダダイスケ]
1968年、東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。早稲田大学、東京藝術大学などで講師を務めたのち渡仏。専門分野は印欧語比較文法・対照言語学。2013年、第45回メフィスト賞受賞作『図書館の魔女』でデビュー。同作から始まる「図書館の魔女」シリーズは和製ファンタジーの傑作として大きな話題となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
207
高田 大介は、新作中心に読んでいる作家です。 本書は、高尚過ぎる内容、エンタメにあらず、かなり読者を選びます。 しかし後半、タモリが登場するとは思いませんでした(笑) https://books.bunshun.jp/ud/book/num/97841639200852026/01/29
hiace9000
118
「言葉、言葉、言葉」で読み手の恥部ならぬ知部を擽り弄るような本作。驚異的未知領域の知的発見に溢れる愉悦と、ニッチでディープでコアな機知と洒脱に富んだ会話の妙味にどっぷり浸らせる『図書魔女』高田さんらしすぎる蘊蓄が随所で炸裂。文献学領域の絶対的住人、さすがはマツリカ生みの親、おもしろさの質がフツーの書物とは別種。誰かに向かって何かを話す、文字を成して何かを編む、そのための言葉とは言語とは、エディシオン・クリティーク、つまりは伝わるも八卦、伝わらぬも八卦。多義的なる書名と、登場人物らの物語のリンクもまた一興。2026/09/04
雪紫
67
作中に出した料理のレシピ本出せと言いたくなる作家がまたもや出現(いや、「図書館の魔女」から美味しそうな料理が・・・)。読書絡みの蘊蓄や絵解きより元婚家に普通にいる元嫁やら「ティレニア海の夕暮れ」(多少和食より)やら、家族裁判の描写がひたすら濃過ぎるんだよおおおおお!!2026/02/18
愛玉子
57
文献学という一般にはあまり馴染みのない学問をテーマにしつつ、幼なじみの元夫婦が元サヤに収まるんだかどうなんだか、というお話でもあり、元義母がまた素敵な人で私も癒されたく、出てくる料理がとても美味しそう、と色々てんこ盛りの楽しい作品。四畳半襖の下張、古代ギリシア語の字引き、ヴォイニッチ写本と洋の東西を問わず繰り広げられる会話はハイレベル過ぎるのですが、素人にも伝わるようにかみ砕いて書いてくれています(作者的には、多分)。ヴォイニッチ写本、ミステリアスな名前と由来は知りつつも中身を見たのは初めてだったのですが2026/07/19
tetsubun1000mg
50
中盤までは編集者の真理と別れた夫の義母との掛け合いや料理、食事の会話がテンポが良く筆者の高田大介氏の作風が変わったかと感じたのだが? 中盤以降からは筆者専門の文献学の探求の掘り下げになってきて中々ついて行きづらくなってくる。 「ヴォイニッチ写本」の題材を与えられて真理と修理、佐江、朗の4人で解明していくのだが結論にたどり着く。 真理と修理の両名の母親は、前段で修理の本心を引き出したので、あとは二人でいる機会を増やしていけば元のさやに戻ると策略を練って「ヴォイニッチ写本」の題材を出したのではないだろうか?2026/02/01




