往来絵巻―貸本屋おせん

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往来絵巻―貸本屋おせん

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163919812
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

デビュー作『貸本屋おせん』で歴史時代作家協会賞新人賞を受賞、
業界最注目の著者による、看板シリーズ第2作!

文化年間の江戸浅草。
主人公は女手ひとつで貸本屋を営む〈おせん〉。
謎があるとつい首を突っ込んでしまう、事件を呼ぶ「本の虫」です。

表題作「往来絵巻」は、神田明神祭りが舞台。
宝くじが当たるより稀有でありがた~い、特別な「行列」を出すことになった与左衛門は、我らの偉業を絵として残そうと提案した。
金に糸目を付けず、1年待ってようやく仕上がった祭礼絵巻がついに完成。
しかし…… 絵には一人足りない人物が。消えた「あいつ」は何者だ?
〈おせん〉の推理がさえわたります。

蔦谷重三郎を巻き込んだ江戸出版界を揺るがす謎や、
〈おせん〉の父の死の真相、本仲間で絵師の「燕ノ舎」の最期……。
ちょっとビターで、心温まる、本好き必読の一冊です!

時代を超えて本好きを魅了する出版文化の豊饒さをお楽しみください。

【目次】
第一話 らくがき落首
第二話 往来絵巻
第三話 まさかの身投げ
第四話 みつぞろえ
第五話 道楽本屋

内容説明

お江戸出版界×捕物帳。2年に一度の天下祭り・神田明神祭。絵巻に描かれるはずの男が消えた!?まさかの“有名絵師”を巻き込んだ殺人事件発生。書店員も大応援の人気シリーズ!北町奉行の失態を批判した、詠み人知らずの狂歌。人目を盗んで貼りだされたこの「落書き」の犯人は誰だ!?(らくがき落首)おせんを残して逝った父・平治。「模倣本」騒ぎを皮切りに、おせんは十四年前の父の死の真相に気づく。(道楽本屋)他、全五編。

著者等紹介

高瀬乃一[タカセノイチ]
1973年愛知県生まれ。名古屋女子大学短期大学部卒。2020年「をりをり よみ耽り」で第百回オール讀物新人賞を受賞。2023年、受賞作を収録した『貸本屋おせん』で、第十二回日本歴史時代作家協会賞新人賞を受賞、第十三回本屋が選ぶ時代小説大賞候補に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シナモン

99
シリーズ2作目。江戸時代の本業界に興味津々。行くところ事件が起きがちなおせんを通して江戸の風情をたっぷり味わいました。 📝百人が素通りする本も、たったひとりの心に響くのなら、これほどうれしいことはないではないかー(p20より)2025/06/10

たま

76
2022年に出た『貸本屋おせん』が文庫化され、同時に続編『往来絵巻』が出た。第1作のおせんはハードボイルドでそれが新鮮だったけど、今作は少し丸くなったようで読者の私もほっとした。母の出奔、父の非業の死、忘れはしないものの今は働き盛り。人とのつながりも増え、困っている知り合いに力を貸す。第1話「らくがき落首」は時系列が良く分からず戸惑ったが、ほかの4話は面白かった。ドラマの『べらぼう』より少し後の時代だが、本屋の蔦重はもちろん鶴屋や西村屋も言葉の端に上り、何だかお馴染みの世界のような気がしてうれしい。2025/07/09

itica

67
続編。「蔦重」効果で江戸の出版業界も注目の的?かどうかは知らないが、お上の取り締まりをかいくぐって存在するある本を巡り、密かに繰り広げられる争奪戦「みつぞろえ」、悪だくみを思いつく新参者の「道楽本屋」などバラエティーに富んだ5編。女だてらと揶揄される貸本屋おせんは面倒ごとに巻き込まれるのが常で、商売柄あちこちに顔が効き、まさに探偵顔負けの活躍だ。しかしその割には煙たがられ、前作でも思ったがイマイチ華がない。そこがねえ惜しいと思うんだよ。 2025/05/28

星群

64
シリーズ第2弾。〝おせんが丸くなった〟って感想を見かけたんですけど、確かにカドが削れてる感じはありましたね。なかなか、幼馴染の登が登場しなくて、2人のやりとりがツボな私は一瞬焦ったんですが、無事2人の掛け合いを見れてニンマリ。次に2人を見る時は、もう少し何か発展していてほしいとこですな。今回取り上げるのは『みつぞろえ』です。感じた違和感は正しかったな、みたいな感じです。2025/07/10

がらくたどん

48
初巻では父に自死された寂しさと暮らしの苦しさに女独り本屋稼業で生きてやるという意地が先立ち尖ったナイフみたいだったおせんちゃんだが、通いの貸本屋「梅せん」の仕事もどうにか続き年増女の貫禄もついてきた。その分、世話焼き体質が首を擡げ、物語は捕物帳の色が増す。出版規制を背景に、世話になった地本問屋当主を襲う公義批判事件に始まり祭絵巻に隠された不穏な出来事・身投げ心中事件の切ない真相・三巻揃い艶書の散佚巻を巡る夫婦の危機と美人局・出版業界の「本に籠めた思い」を揺るがす悪質業態。江戸の本屋はしぶとく懲りない♪ 2025/07/20

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