潮音〈第4巻〉

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  • サイズ 46判/ページ数 408p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163919720
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

執筆足かけ10年。宮本文学、初の歴史小説。全四巻の完結篇。
開国から明治維新・西南戦争を経て、日本の近代化が始まる激動期を、越中富山の薬売りの視点から描く。主人公・川上弥一は、薩摩藩担当の薬売り行商人から、最後は近代的製薬会社の創業を主導するまでになる――。
第四巻から時代は本格的に明治へ。近代日本が始動していく一方、西南戦争では若き薩摩藩士たちが痛ましい死を遂げていく。そして弥一の身辺にも、大きな出来事が起きるーー。

<日本各地を回った富山の薬売りの鋭い観察眼と時代認識を通して、黒船来航から王政復古を経て西南戦争にいたる平和と変革の時代を描く雄渾な文学作品>
ーー山内昌之(東京大学名誉教授/「週刊文春」2025年2月27日号の書評より)
<「一身にして二生を経る」ほどの幕末維新の激動を乗り越えた日本人のたたずまいが巨匠の筆で活写されている。この小説は混沌の現代を生きる私たちの心の支えだ。>
--磯田道史(歴史学者・国際日本文化研究センター教授)

全四巻それぞれに違った著者直筆の「ことば」が入った初回配本限定特典「讀む藥」付。

内容説明

「なんのために生まれたか、だって?幸福になるために人間に生まれてきたのさ」いよいよ時代は本格的に明治へ。文明開化で庶民の生活も大きく変化する。一方で、西南戦争では若き旧薩摩藩士たちが痛ましい死を遂げていく。そして主人公・川上弥一の身辺にも、大きな出来事が起きる―時代を超えた人間の本質に迫る、著者の真骨頂!宮本文学初の大河歴史小説 堂々の完結!

著者等紹介

宮本輝[ミヤモトテル]
1947年、兵庫県神戸市生れ。追手門学院大学文学部卒業。広告代理店勤務等を経て、77年「泥の河」で太宰治賞を、翌年「螢川」で芥川賞を受賞。その後、結核のため三年ほどの療養生活を送るが、回復後、旺盛な執筆活動をすすめる。『道頓堀川』『錦繍』『青が散る』『流転の海』(全九部。毎日芸術賞)『春の夢』『優駿』(吉川英治文学賞)『約束の冬』(芸術選奨文部科学大臣賞)『骸骨ビルの庭』(司馬遼太郎賞)等著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

179
全四巻、1,760頁超、完読しました。著者初の歴史小説、幕末明治維新経済大河浪漫、お見事でした。著者晩年の代表作として好いと思いますが、歴史に沿った小説という事もあり、初期の傑作群と比べると、感動少な目です。越中富山の薬売りと薩摩藩が密貿易を行っていたことが、本当に史実だとしたら、富山県民の誇りです。 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/97841639197202025/04/29

KAZOO

100
全4巻を読み終わりました。今までにはない分野の宮本さんの作品で、富山の薬売りの視点から幕末から西南戦争までを薩摩藩の薬に関係する人物たちの生きざまなどを書かれています。よくわかっている時代なのですが視点が変わるとまた楽しめます。ただもう少し薬会社のその後を描かれてもいいのではないかという思いがありました。2025/05/09

ともこ

29
やっと読み終えた。1700ページを越える大作、読むのも大変だったが著者もお疲れだったことだろう。丁寧な文章、魅力的な登場人物たち、心が洗われるようだ。幕末維新と売薬業に留まらず、薩摩藩との密接な関わりなど、時代の流れに翻弄される弥一たち。合わせて太陽暦や蒸気機関など、新しいものに折り合いを着けていく人々の姿は、今を生きる私たちに勇気を与える。息子太一郎の自死だけは訳がわからないが、気鬱だったのでは。これも変化の激しい現代にも通じるものを感じる。高麗屋の発展、そして才児の夢が叶ったことに拍手を送りたい。2025/05/24

クボタ

23
潮音の完結編。読み応えがあった。越中富山と薩摩との繋がりこれほどだったとは全く知らなくこの物語で知った。幕末の西南の役が最後になった。川上弥一の息子太一郎が自死した理由がはっきりさせるかと思っていたが不明のままで終わった。架空の人物だからはっきり原因を書けば良いのにと思った。またこの物語の西郷隆盛はあまり好ましくは書かれていなかった。征韓論を唱えたのだからそうだろう。2025/05/19

モーモー

15
幕末から西南戦争が起きるまでの時代を裏から薩摩藩を支えた富山の薬売りの視点で綴ったはなしで、とうとう完結。明治維新という変化によって武士を筆頭に新しい時代に対応できない人が多い中、富山の薬売りは時代にあった形に変化して生き残ることができた。 最後の太一郎の死で作者は何を伝えたかったのだろうかという疑問は残りましたが、楽しめた長編でした2025/05/10

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