潮音〈第1巻〉

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潮音〈第1巻〉

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  • サイズ 46判/ページ数 488p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163919362
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

幕末・維新の激動に立ちむかった「富山の薬売り」たちの知恵と勇気。
人を導く、「大いなる力」とは何か?
人間を描き続けてきた宮本文学の集大成にして初の歴史小説、堂々の開幕篇。
幕末の越中富山に生まれた川上弥一は、藩を挙げての産業・売薬業に身を投じる。
やがて薩摩藩を担当する行商人となった弥一は、じょじょに薩摩藩の内情に通じてゆき、薬売りと薩摩藩をつなぐ「秘密」に気づき始めるーー
黒船来航、幕府の危機を背景とした壮大な物語が、今はじまる。
第二の開国(グローバリゼーションや通貨変動)にさらされる現代日本人にとって「羅針盤」となる大長編!
全四巻それぞれに違った著者直筆の「ことば」が入った初版限定特典「讀む藥」付。

内容説明

蝦夷地から琉球を経由し中国大陸に至る「海の道」が、薩摩藩にもたらしたものとは?越中富山から薩摩に派遣された売薬行商人・川上弥一は、徐々に核心に迫っていく。黒船来航、幕府の危機を背景とした壮大な物語の開幕!

著者等紹介

宮本輝[ミヤモトテル]
1947年、兵庫県神戸市生れ。追手門学院大学文学部卒業。広告代理店勤務等を経て、77年「泥の河」で太宰治賞を、翌年「螢川」で芥川賞を受賞。その後、結核のため二年ほどの療養生活を送るが、回復後、旺盛な執筆活動をすすめる。『道頓堀川』『錦〓』『青が散る』『流転の海』(全九部。毎日芸術賞)『春の夢』『優駿』(吉川英治文学賞)『約束の冬』(芸術選奨文部科学大臣賞)『骸骨ビルの庭』(司馬遼太郎賞)等著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

194
宮本 輝は、永年に渡って新作をコンスタントに読んでいる作家です。構想二十年、執筆十年、著者初の大河歴史小説巨編、全四巻2,000頁、四か月連続刊行の一冊目、堂々の開幕篇でした。越中富山薬行商人のこじんまりと話かと思いきや、幕末から明治激動の時代、日本・諸外国を巻き込んだ壮大な物語です。今から第二巻(2月下旬刊行)が待ち遠しい、著者晩年の代表作の予感、少し気が早いですが、今年のBEST20候補となりました。 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/97841639193622025/02/05

KAZOO

111
宮本さんの新刊です。今までにない時代もので4カ月連続で出版される幕末長編物です。川上弥一という人物の語りによるもので、越中八尾の紙問屋の跡取りですが、若いころから目を掛けられ薬売りの元へ修行に出されます。そこで薩摩へ行き、様々な事件に巻き込まれていきます。読みやすく楽しんでいます。文藝春秋の3月号に、この本に関する宮本輝さんと磯田道史さんの対談が掲載されています。参考になります。2025/02/12

ゆみねこ

75
宮本さん初の歴史小説。幕末動乱の時代、越中富山の薬売り・川上弥一の物語。富山の薬売りの歴史、薩摩との関わり、とても興味深い。四ヶ月連続刊行ということなので先が楽しみ!2025/02/09

ケイト

58
宮本さん初の歴史小説。越中富山の売薬商人 川上弥一から見た薩摩藩との結びつきや幕末の動乱。弥一達は苦行のような行商で我慢と忍耐を培い、時に深い観察眼で時代を捉えていく。何も造り出さず参勤交代で金を使い果たす武士なんて、どう考えても要らないと考えるし、外国との交易を拒み逃げ回る幕府にも危機感を募らせていく。島津斉彬の急逝により越中富山売薬業にも暗雲が立ち込めるのではと慌てる弥一。何とか読んだけどなかなか興味深い話だった。次巻が楽しみ。2025/04/15

とよぽん

51
年長の友人から勧められて。序盤は、様子がわかるまで少し読みづらい感じがしたが、次第に語り手の川上弥一の人生に引き込まれていった。地元富山の売薬業に関する話だが、江戸時代末期の歴史的転換期が商人の目線で描かれ、第一巻は安政の大獄に至るところで二巻に続く。薩摩藩との関係が意外にも密接であったことに驚いた。越中売薬行商人の忍耐強さ、誠実さも改めて知った。鹿児島まで、ほとんどの旅程を重い行李を背負って歩いて、70日間もかけて往復していたとは!2025/05/12

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