出版社内容情報
幕末・維新の激動に立ちむかった「富山の薬売り」たちの知恵と勇気。
人を導く、「大いなる力」とは何か?
人間を描き続けてきた宮本文学の集大成にして初の歴史小説、堂々の開幕篇。
幕末の越中富山に生まれた川上弥一は、藩を挙げての産業・売薬業に身を投じる。
やがて薩摩藩を担当する行商人となった弥一は、じょじょに薩摩藩の内情に通じてゆき、薬売りと薩摩藩をつなぐ「秘密」に気づき始めるーー
黒船来航、幕府の危機を背景とした壮大な物語が、今はじまる。
第二の開国(グローバリゼーションや通貨変動)にさらされる現代日本人にとって「羅針盤」となる大長編!
全四巻それぞれに違った著者直筆の「ことば」が入った初版限定特典「讀む藥」付。
内容説明
蝦夷地から琉球を経由し中国大陸に至る「海の道」が、薩摩藩にもたらしたものとは?越中富山から薩摩に派遣された売薬行商人・川上弥一は、徐々に核心に迫っていく。黒船来航、幕府の危機を背景とした壮大な物語の開幕!
著者等紹介
宮本輝[ミヤモトテル]
1947年、兵庫県神戸市生れ。追手門学院大学文学部卒業。広告代理店勤務等を経て、77年「泥の河」で太宰治賞を、翌年「螢川」で芥川賞を受賞。その後、結核のため二年ほどの療養生活を送るが、回復後、旺盛な執筆活動をすすめる。『道頓堀川』『錦〓』『青が散る』『流転の海』(全九部。毎日芸術賞)『春の夢』『優駿』(吉川英治文学賞)『約束の冬』(芸術選奨文部科学大臣賞)『骸骨ビルの庭』(司馬遼太郎賞)等著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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