暗号の子

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163919263
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

わたしたちは、いつまで人間でいられるのか?
新しい暗号通貨、分断のないSNS、超小型人工衛星……

宮内悠介が迫る、8つのテクノロジーの新時代!


★掲載作品
「暗号の子」
「偽の過去、偽の未来」
「ローパス・フィルター」
「明晰夢」
「すべての記憶を燃やせ」
「最後の共有地」
「行かなかった旅の記録」
「ペイル・ブルー・ドット」


★宮内悠介・プロフィール
1979年、東京都生まれ。少年時代はニューヨークで過ごす。早稲田大学高等学院、早稲田大学卒。2010年、「盤上の夜」で創元SF短編賞選考委員特別賞(山田正紀賞)を受賞。2012年のデビュー作『盤上の夜』が直木賞候補となり、注目される。2013年、『ヨハネスブルグの天使たち』で日本SF大賞特別賞を受賞。2017年、『彼女がエスパーだったころ』で吉川英治文学新人賞を受賞。同年、『カブールの園』(芥川賞候補作)で三島由紀夫賞を受賞。2018年、『あとは野となれ大和撫子』で星雲賞(日本長編部門)を受賞。2020年、『遠い他国でひょんと死ぬるや』で芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。2024年、「ディオニソス計画」で日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。同年、『ラウリ・クースクを探して』で高校生直木賞を受賞。

内容説明

わたしたちは、いつまで人間でいられるのか?新しい暗号通貨、分断のないSNS、超小型人工衛星…宮内悠介が問う、8つのテクノロジーの新時代!

著者等紹介

宮内悠介[ミヤウチユウスケ]
1979年、東京都生まれ。少年時代はニューヨークで過ごす。早稲田大学高等学院、早稲田大学卒。2010年、「盤上の夜」で創元SF短編賞選考委員特別賞(山田正紀賞)を受賞。2012年のデビュー作『盤上の夜』が直木賞候補となり、注目される。2013年、『ヨハネスブルグの天使たち』で日本SF大賞特別賞を受賞。2017年、『彼女がエスパーだったころ』で吉川英治文学新人賞を受賞。同年、『カブールの園』(芥川賞候補作)で三島由紀夫賞を受賞。2024年、「ディオニソス計画」で日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。同年、『ラウリ・クースクを探して』で高校生直木賞を受賞など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

172
宮内 悠介は、新作中心に読んでいる作家です。ノンシリーズSF短編集、第三弾、オススメは、表題作「暗号の子」&「ペイル・ブルー・ドット」です。 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/97841639192632024/12/23

buchipanda3

95
今回も著者による各篇のあとがきを含めて面白く読めた。主題は技術と社会性・人間性の関係だろうか。社会に居場所を失った者が自分を取り戻せる場を実現する暗号や分散型技術、分断化を促す煽情的なつぶやきを排除する技術、安全なトリップを提供するデジタルドラッグ。現代の課題と先進技術の結び付きがもたらす社会の揺れが描かれる。技術者の役割を改めて問い、人間性から離れない意義を示すかのよう。それが最後の篇(トラ技掲載)に繋がったように思えて読後感が良かった。ところで著者にはハード屋の心意気も感じる。そんな一面を今後も期待。2024/12/15

シャコタンブルー

58
昨夜は久しぶりにカタカナが多い本書を読み切った。でも一日経ってほとんど内容を忘れてしまった。暗号の子にはなれなかった(笑) 暗号通貨、AI.宇宙ロケット等、科学系の八話の短編集だが「ペイル・ブルー・ドット」が一番読みやすく面白かった。ロケット製造や宇宙開発競争というスケールの大きな内容だが、そこに至る人間の希望や挫折がメールを通して伝わってきた。「わたしが思うに、最後までクレイジーでいられた人が最終的には勝つ」NASA等で活躍する人はそういう要素もあるだろう。でも、あの少年のような夢を持つのも素敵だ。2025/01/06

えみ

53
のめり込み過ぎたテクノロジーは、過激な思想と猛烈な拒絶、危険な行動を意図せず誘発させるのか。破壊される人間関係と追い詰められる命。暗号の奥にある甘い蜜、あるいは秘された財宝。好奇心ひとつで辿り着いた者だけが手にした歓喜と絶望の未来。まだ誰もが目にしたことの無い技術を生み出すこと、使うこと、それが純粋な面白さからだとしても、不特定多数の急沸嫌悪の感情に敵とみなされてしまうのか…。テクノロジーの歓迎を理解できる人間でありたいと思うけれど、AIで書かれた短編「すべての記憶を燃やせ」を読んで禁忌に触れたと感じた。2024/12/27

konoha

49
宮内さんのノンシリーズ短編集。今回も面白かった。「暗号の子」は集団に馴染めない梨沙が参加するオンライン上のASD匿名会をめぐる話。梨沙と父親のやりとりの生々しい手触りが良い。「行かなかった旅の記録」は紀行エッセイのようで新鮮。「ペイル・ブルー・ドット」はソフトウェア開発者の敦志、米国で働く彩矢、小学生の陽太、3人の関係性が面白い。衛星を打ちあげる夢は叶うのか。技術的な事は難しく頭を使うが、宮内さんの小説は根底に人への優しさがある。この世界の隙間にあるような空気感が表現されているのが好き。2025/01/03

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