出版社内容情報
新直木賞作家、日本史最大のミステリ--「本能寺の変」に挑む
奇妙、珍妙、でも感動! マキメ・ワールド最高潮?
その死体は信長--密室殺人事件に巻き込まれた私は、うっかり本能寺の変の謎に挑んでしまう……。
洛中女子寮ライフ--14回生以上との噂のある、女子寮の“お局様”の正体は!?
京都の摩訶不思議を詰め込んだ「静」と「動」の2篇
内容説明
京都の奇跡、ふたたび。奇妙、珍妙、でも感動!マキメ・ワールド最高潮!!その死体は信長―密室殺人事件に巻き込まれた私は、うっかり本能寺の変の謎に挑んでしまう…。洛中女子寮ライフ―14回生以上との噂のある、女子寮の“お局様”の正体は!?京都の摩訶不思議を詰め込んだ「静」と「動」の2篇。
著者等紹介
万城目学[マキメマナブ]
1976年大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。2006年にボイルドエッグズ新人賞を受賞した『鴨川ホルモー』でデビュー。昨年刊行した、本書のシリーズ第一作『八月の御所グラウンド』で第一七〇回直木三十五賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
463
万城目 学は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。直木賞受賞シリーズ第2弾、オススメは著者版「本能寺の変」 第2話表題作「六月のぶりぶりぎっちょう」です。 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/97841639186242024/07/07
bunmei
385
直木賞受賞作『八月の…』に続く、万城目ワールド全開の京都を舞台とした日本史ミステリー。そこに、著者ならではの異空間ファンタジーをかけ合わせた2作品が収録。本作では、平安時代の女流作家・清少納言と戦国のカリスマ武将・織田信長をメインに据え、彼らを摩訶不思議な現代に蘇らせて物語は展開する。14回生とも言われ、文才豊かなキヨと呼ばれるお局様の正体、本能寺の変の謎と真相解明、とどちらもミステリアスな世界観の中にも、ユーモラスな話も鏤めている。ラストにはしみじみと落とす辺りは、エンタメ性を感じる作品と言える。 2024/08/23
うっちー
356
三月の方が好みでした2024/07/10
修一朗
339
御当地京都シリーズの第2弾。ぶりぶりぎっちょうってなんなん?と思ったら,ちゃんとした漢字もあった。‘本能寺の変の真相’に迫るって触れ込みなのにそんなことはなく人の名前当てゲームに終始する「6月のぶりぶり~」はイマイチ。「本能寺ホテル」を降板しちゃったので書き残しておきたかったのかな?「3月の局騒ぎ」は老朽化した大学寮が舞台。こっちの方が御当地シリーズらしくて好き。「3月の局~」は前作の京都女子駅伝のお話とちょっとつながっている。シリーズ次作もあるそうなのでそれは読むつもりだ。2025/04/02
やっちゃん
308
このシリーズのお決まりか2作とも中盤から突然ファンタジー色が強くなるが、雰囲気が良かったのでそのまま最後まで読みたいとも思った。学生寮の話は自分と同世代、もう懐かしくてあの頃に戻りたくなりました。2025/01/12
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