極楽征夷大将軍

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極楽征夷大将軍

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  • サイズ 46判/ページ数 552p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163916958
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

やる気なし
使命感なし
執着なし
なぜこんな人間が天下を獲れてしまったのか?

動乱前夜、北条家の独裁政権が続いて、鎌倉府の信用は地に堕ちていた。
足利直義は、怠惰な兄・尊氏を常に励まし、幕府の粛清から足利家を守ろうとする。やがて後醍醐天皇から北条家討伐の勅命が下り、一族を挙げて反旗を翻した。
一方、足利家の重臣・高師直は倒幕後、朝廷の世が来たことに愕然とする。後醍醐天皇には、武士に政権を委ねるつもりなどなかったのだ。怒り狂う直義と共に、尊氏を抜きにして新生幕府の樹立を画策し始める。

混迷する時代に、尊氏のような意志を欠いた人間が、何度も失脚の窮地に立たされながらも権力の頂点へと登り詰められたのはなぜか?
幕府の祖でありながら、謎に包まれた初代将軍・足利尊氏の秘密を解き明かす歴史群像劇。

内容説明

謎に包まれた室町幕府初代将軍、足利尊氏の秘密を解き明かす歴史群像劇。動乱前夜、北条家の独裁政権が続いて、鎌倉府の信用は地に堕ちていた。足利直義は、怠惰な兄・尊氏を常に励まし、幕府の粛清から足利家を守ろうとする。やがて後醍醐天皇から北条家討伐の勅命が下り、一族を挙げて反旗を翻した。一方、足利家の重臣・高師直は倒幕後、朝廷の世が来たことに愕然とする。後醍醐天皇には、武士に政権を委ねるつもりなどなかったのだ。怒り狂う直義と共に、尊氏を抜きにして新生幕府の樹立を画策し始める。

著者等紹介

垣根涼介[カキネリョウスケ]
1966年長崎県諌早市生れ。筑波大学卒業。2000年『午前三時のルースター』でサントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。04年『ワイルド・ソウル』で、大薮春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞と、史上初の三冠受賞に輝く。翌05年、『君たちに明日はない』で山本周五郎賞を受賞。16年、『室町無頼』で本屋が選ぶ時代小説大賞受賞、週刊朝日「2016年歴史・時代小説ベスト10」第一位(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

346
垣根 涼介は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。足利尊氏は、当然知っていますが、足利尊氏・直義兄弟の建幕物語は初めてです。足利尊氏の性格が本書の通りだとすると源頼朝とは対極のような気がします。読み応えがありましたが、フォント小さめ&二段組&文字密なので、還暦手前のオジサンには辛い読書でした。足利尊氏・直義兄弟が鎌倉で青春時代を過ごし、足利尊氏が一時期、鎌倉殿と呼ばれていたとは思いませんでした(驚) https://books.bunshun.jp/ud/book/num/97841639169582023/06/02

パトラッシュ

296
小沢一郎は海部俊樹を首相に担いだ時「神輿は軽くてパーがいい」と公言したが、確かに一面の真理だ。周囲の意見を聞かず自説に固執する上司より、やりたいようにやらせて責任は取ってくれる上司を部下は求める。本書に描かれる足利尊氏は軽すぎてパーすぎて無欲だが戦争だけはうまく、全てを思う通りに動かそうとした上に恩賞をケチった後醍醐天皇と比べ魅力ある大器とされた。尊氏を補佐した直義と師直は理想に囚われて政権分裂を招き、共に不幸な最期を迎えた。始末に困る極楽トンボが生き残れたとは、政治家の権力闘争がアホらしく見えてしまう。2023/06/14

bunmei

280
足利尊氏が、室町開幕に至る政権争いの紆余曲折を綴った歴史大作。尊氏と言えば、ざんばら髪の騎馬武者、勇猛果敢な武将のイメージ。しかし本作では、執着心もやる気もなく、怠惰な武将として描かれている。そんな尊氏が征夷大将軍まで上り詰めた経緯を、尊氏のブレインとなって政権を切り盛りしてきた、尊氏の弟直義と足利家の重臣高師直の活躍を中心に描いている。無能な尊氏を担ぎ上げ、カリスマ的な影響力で、直義等が武士の世の再建を目指す。その中で血で血を洗う動乱の世を、懸命に駆け抜けていく武将としての悲しい運命に、胸が打たれる。 2023/08/05

射手座の天使あきちゃん

258
織田・豊臣・徳川が覇を競った戦国時代や「鎌倉殿の13人」で認識を深めた鎌倉時代は馴染みがありますが… 室町時代や足利尊氏と言われてもピンと来ません。 ましてや足利直義?高師直??です。面目ない! 上下2段組で550頁、難行苦行の読書は、極楽殿と呼ばれた能天気な尊氏を裏で支え続けた直義と師直の視点から描かれた室町開府の相克の歴史物語でした。 直木賞受賞作にしてはレビュー少な目なのはこのボリュームのなせる業でしょうか? ふぅ、疲れた。2023/09/13

まちゃ

199
面白かったです。ボリューミーな大作。足利尊氏の弟・直義と足利家の家宰・高師直の視点から描かれた尊氏の人物像、鎌倉幕府の滅亡、後醍醐天皇の建武の新政、室町幕府の成立と内紛。フィクションであっても、お気楽でありながら、世の流れに乗って武門の頂点を極めた尊氏像は腑に落ちるものでした。この時代の歴史に疎かったので、歴史の流れを知ることもできました。2023/09/15

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