直立二足歩行の人類史―人間を生き残らせた出来の悪い足

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直立二足歩行の人類史―人間を生き残らせた出来の悪い足

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  • サイズ 46判/ページ数 440p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163915838
  • NDC分類 469.2
  • Cコード C0098

出版社内容情報



ジェレミー・デシルヴァ[ジェレミー デシルヴァ]
著・文・その他

赤根 洋子[アカネ ヨウコ]
翻訳

内容説明

人類は地面に手をついて歩く共通祖先からチンパンジーと分かれ、二足歩行になった…だが今、その定説を覆す証拠が続々と見つかり、人類史のイメージは大きく変わろうとしている。なぜ人間だけが直立二足歩行動物として生き延びたのか。気鋭の「足首専門家」人類学者が、古人類学のレジェンドから現代人の歩き方まで、研究現場を訪ね歩いてたどり着いた、「二本足が人間に人間性をもたらした」真実とは?生き生きとした筆致で新鮮な驚きを次々に与える、科学という営みの魅力に満ちたノンフィクション!

目次

第1部 二足歩行の起源(人間の歩き方;Tレックスとカロライナの虐殺者と最初の二足歩行動物;「人類が直立したわけ」と二足歩行に関するその他の「なぜなぜ物語」 ほか)
第2部 人間の特徴(太古の足跡;一マイル歩く方法は一つではない;広がるホミニン ほか)
第3部 人生の歩み(最初の一歩;出産と二足歩行;歩き方はみな違う ほか)

著者等紹介

デシルヴァ,ジェレミー[デシルヴァ,ジェレミー] [DeSilva,Jeremy]
ダートマス大学人類学部准教授。最初期の類人猿や初期人類の移動方法と、彼らの足・足首を専門とする古人類学者である。人類史における直立二足歩行の起源と進化を研究し、アウストラロピテクス・セディバとホモ・ナレディの発見・調査にも参加した。コーネル大学卒業後、1998年から2003年にボストン科学博物館でサイエンス・エデュケーターとして勤務。その後ボストン大学、ミシガン大学などを経て現職に。『直立二足歩行の人類史―人間を生き残らせた出来の悪い足』が初の著書となる

赤根洋子[アカネヨウコ]
翻訳家。早稲田大学大学院修士課程修了(ドイツ文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

225
副題「人間を生き残らせた出来の悪い足」が妙に気になって読んでみた。予想以上の面白さ。”出来が悪い”のに生き残った、いや出来が悪いからこそ生き残ったのだった。「直立」にも大きな意味があった。人間のみが、直立して生き残った! 「足首専門家」と自ら名乗る気鋭の古人類学者の名著だ。「歩けば脳が動き出す」の章が出色。転ばないように、出来るだけ歩かねば、としみじみ思う。2023/11/20

yamatoshiuruhashi

59
何故、人類は二足歩行を選んだのか。道具を使うため?周りを見やすくするため?あるいは?映画「2001年宇宙の旅」の序章で人類が他を攻撃するために骨を使う場面を引用して、その考えの影響力の大きさに言及しながら、著者自身の考えをあらゆる「ホミニン」(これまでに沢山存在した人類)の化石を解剖学的に検証し、肉付けして解説してくれる。私のように全く専門知識はないが、進化や古生物などに興味があるだけの素人に分かりやすく、新鮮な考えを提示してくれる。興奮の一冊。手放せず出張にこの大きな本を持参して荷物を増やしてしまった。2022/10/07

yyrn

29
登れそうな木を見ると無性に上りたくなるのは、有史以前(なんと200万年も前!?)から現生人類の祖先は直立二足歩行で木の上で暮らしていたから?ホント?何で?それで?と質さずにはいられない、好奇心がかき立てられる本だった。場所や年代もちがう地層から出土した様々な化石の僅かな違いや類似性を手掛かりに、まるで推理小説の中で名探偵が証拠を示しながら謎を解き明かしていくような面白さで、なぜ猿人類とたもとを分かちアウストラロピテクスだけが二本足で歩くようになったのか?四足歩行から二足になったのではないかもってホント?⇒2022/10/29

ばんだねいっぺい

26
ちょっと肩透かしを食らった感もあるが、出来の悪い足であるが故に利己的に生きるのは難しくなり、群れとして生きていく「集合知」が発動したということか。歩くことは健康法ではなく、デフォルトであるという見方の効用は大きいかもしれない。2024/02/05

さくら咲く

24
じっくりと読んでみた。読み始めは学術書の様で取っ付きにくい感があったが未だに断定的に語れない未知の世界であり引き込まれた。子供の頃認識していた「猿人、原人、旧人」等という分類も今は広義に「ホミニン」と総称されるらしい。人類が進化して行く上での不具合、例えば鼠蹊ヘルニア、難産など興味深かった。唯一の直立二足歩行である我々人類史の複雑さを垣間見た。解き明かせない謎があり永遠に研究途上だからこそ惹かれるのだろう。2022/11/15

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