出版社内容情報
『ごんぎつね』の読めない小学生、反省文の書けない高校生……
子供たちの言葉を奪う社会の病理と
国語力再生の最前線を描く渾身のルポ!
〈バカの壁〉はここから始まっていたか。子供たちの国語力をめぐる実情から、日本社会の根底に横たわる問題まで掘り起こした必読の書。
ーー養老孟司
注意報ではなく警報レベルだ。子供たちの現状に絶句した。本書の処方箋を、必要なところに届けること。それがこの国の急務であり、希望の道筋となるだろう。
ーー俵万智
・オノマトペでしか自分の罪を説明できない少年たち
・交際相手に恐喝されても被害を認識できない女子生徒
・不登校児たちの〈言葉を取り戻す〉フリースクールの挑戦
・文庫まるごと一冊の精読で画期的な成果をあげる全人的な教育
・〈答えのない問い〉が他者への想像力を鍛える「哲学対話」……etc.
「文春オンライン」200万PV突破の衝撃ルポ「熊本県インスタいじめ自殺事件」を含む、現代のリアルと再生への道筋に迫った瞠目のノンフィクション!
今、子供たちを救えるか? 未来への試金石となる全日本人必読の書
内容説明
子供たちの言葉を奪う社会の病理と国語力再生の最前線を描く渾身のルポ!
目次
序章 『ごんぎつね』の読めない小学生たち
第1章 誰が殺されているのか―格差と国語力
第2章 学校が殺したのか―教育崩壊
第3章 ネットが悪いのか―SNS言語の侵略
第4章 一九万人の不登校児を救え―フリースクールでの再生
第5章 ゲーム世界から子供を奪還する―ネット依存からの脱却
第6章 非行少年の心に色彩を与える―少年院の言語回復プログラム
第7章 小学校はいかに子供を救うのか―国語力育成の最前線1
第8章 中学校はいかに子供を救うのか―国語力育成の最前線2
終章 コロナ後の格差と感情労働
著者等紹介
石井光太[イシイコウタ]
1977年東京生まれ。作家。国内外の貧困、災害、事件などをテーマに取材・執筆活動をおこなう。2021年『こどもホスピスの奇跡 短い人生の「最期」をつくる』で新潮ドキュメント賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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trazom
けんとまん1007
読特
breguet4194q
kinkin