出版社内容情報
「妻に至る病」から「ツチヤ師、かく語りき」まで、5つのテーマで編まれた著者初の爆笑ベストエッセイ集。妻は哲学的学びの宝庫!?
内容説明
妻は学びの宝庫!?妻が悪いから哲学に走ったのか、哲学に走ったから妻が悪くなったのか?ソクラテスもツチヤ師も苦悩した“抱腹絶倒”のベストエッセイ集!
目次
1 妻に至る病(不満だったのか満足だったのか;傲慢な人間の運命 ほか)
2 女の精神(だれのものなんだ;比喩を濫用してはいけない ほか)
3 ツチヤの弁明(わたしの文章作法;なぜ集中できないか ほか)
4 幸福論序説(都合のいい偶然;幸福になるための重要な能力 ほか)
5 ツチヤ師、かく語りき(ツチヤ師、生き甲斐を語る;挫折続きなんです―ツチヤ師言行録 ほか)
著者等紹介
土屋賢二[ツチヤケンジ]
1944年岡山県生まれ。東京大学文学部哲学科卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程退学。お茶の水女子大学名誉教授。専攻はギリシア哲学、分析哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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すだち
35
いつもながらよくこんなにくどくど屁理屈こねられるなぁ(褒めてます)。思ったほど奥様話は多くないが、ツチヤ師が畏怖する人物ということはビシビシ伝わりました。「順調で楽しいだけの旅行は思い出にならない。平穏無事で順調な人生も後に残らない。苦難あってこそ冥土の土産になると考えれば味わえる」 哲学者らしい言葉で人々を心酔させながら股にソフトクリームを落とすのがツチヤ師。どうぞいつまでもお元気で奥様と羊羹を取り合ってください。2022/03/18
びっぐすとん
22
図書館本。ベスト本のようで以前読んだことのあるネタもあったが、思わずククッと笑ってしまう。ソクラテスは悪妻を持つと哲学者になれるとか言ったそうだが、土屋センセの奥さんもクサンチッペ並みである。なんだかんだいっても恐妻家は愛妻家なのね。奥さんもこれをネタにさせてくれるのだから大人物だ。世の男性諸君、この本を読めば奥方から叱られることは格段に減るでしょう。私も欲しいものは勝手に買うタイプ、愛してるなら買ってなんて言わない。夫婦って上手く出来てる。割れなべに閉じ蓋。他人にはわからない。土屋夫婦はラブラブだ。2022/06/07
縞子
14
いっときハマってツチヤ先生のエッセイよく読んだなぁ…かなり久しぶりだけど、やっぱり面白い。ヨシタケシンスケさんのイラストがこれまたかわいい。2021/12/12
クサバナリスト
11
面白い。しかも著者は哲学研究者というではないか! ヨシタケシンスケの表紙に惹かれて、読み始めたが、ユーモアセンスにあふれたエッセイだった!2022/01/04
琉希乃
5
仕事で読みました。何冊か書いてるみたいだけど初1冊目! 奥さんの対応で大変そうな感じだけどそれをユーモアあふれる文章にしていた。大学の学生とのやり取りも変わった感じで読んでる側からすると本当にそんな人いるのかな。 ツチヤ師とは?って感じで私には良く分からなかった。哲学者の人って皆こんな感じなんだろうか。 表紙のヨシタケシンスケさんの絵柄は可愛い。2022/07/20