出版社内容情報
センス溢れるオフ・ビートな文体、爆発する無軌道なエネルギー。満場一致の松本清張賞受賞作にして新時代の青春小説、誕生――。
内容説明
このクソ田舎とおさらばするには金!とにかく金がいる!だったら大麻、育てちゃえ(学校の屋上で)。ユーモラスでオフ・ビートな文体が癖になる、中毒性120%のキケンな新時代青春小説。
著者等紹介
波木銅[ナミキドウ]
1999年、茨城県生まれ。大学在学中の2021年、『万事快調(オール・グリーンズ)』で第28回松本清張賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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starbro
311
第28回松本清張賞受賞作ということで読みました。 女子高生社会派ノワール、デビュー作とは思えないリーダビリティ、一気読みでした。これが現代の松本清張的社会派ミステリなのかも知れません。 映画、小説、音楽、漫画等に造詣の深い著者の次回作以降も期待です。 https://books.bunshun.jp/articles/-/63352021/07/17
どんぐり
92
日本の原子力の発展とともには歩んできた茨城県の東海村に住む工業高校の女子3人。東京からは離れた関東近県で、「映画を見る」と「イオンモールに行く」がほぼ同義である暮らしを笑いながら、デカイことをやりたいと不埒な大人から大麻草の種子を盗み、校舎の屋上で大麻草を育ててしまう。表向きは高校生の自主クラブだが、裏ではネットビジネスに手を染めていく。これが奇想天外なトンでもない小説。書き手は大学生で、文体はいま風の若者言葉、時折女子高生が男性に思えてくる粗さが目立つ。それでもスピード感があって面白い。2022/08/17
雅
87
女子高生のクライム小説。ぶっ飛んだキャラ達の暴れっぷりが爽快!2021/10/30
萩
74
アウトローだな。サイケだな。松本清張賞受賞作ということで読んでみたけど、清張賞ってこんなのなの??朴(陰キャのラッパー)矢口(クラスの中心人物)岩隈(性格の悪い巨体)地元でも有名な底辺工業高校の女子高生3人は、学校の屋上で大麻を栽培して一儲け企てる。感想が難しい。ちょっと不謹慎なネタやセリフが多い気がするし、特に茨城県の人は怒ってもおかしくないような...。ただ著者が大学生ってのは凄い。粗削りだけど、根本的にトチ狂ってるけど、青春グラフィティと解釈すれば才能や感性は感じられる。好みのわかれそうな1冊。2021/07/25
Kanonlicht
67
工業高校の女子生徒3人(クラスに女子は彼女たちのみ)が紆余曲折を経て大麻を栽培して売る話。彼女たちの根底にあるのはある種の諦観。どうせまともな人生なんて送れそうにないから今のうちにやりたい放題やってやれ、という原動力が、この物語の疾走感につながっている。クラスメイトや家族との距離感がつかめず、シェルターのようにまとう三者三様の趣味(ヒップホップ、映画、少女漫画)が、話のあちこちに散りばめられ、知っているネタに出会うとおもわず登場人物に向かって「わかってんじゃん」とニヤリとしてしまう。2023/11/12
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