出版社内容情報
西欧の大航海時代以前に、世界経済は既につながっていた! 西暦一〇〇〇年の世界各地を旅するように生き生きと描く、胸躍る歴史書。
内容説明
西暦一〇〇〇年。西欧社会は暗黒時代からの復興の途上にあり、大航海時代はいまだ遠い。しかし本書はこの年こそが「グローバリゼーションのはじまり」であることを描き出す。すでに中国からインド、アラビア半島、アフリカは海上交易でつながり、バイキングが北米に到達したことで「世界一周交易路」が開通した。史上初めて、異国のもの、技術、情報、宗教が遠く離れた国に到達し、人々の生活に影響を及ぼすグローバリゼーションが起こったのだ。中国、アラブ、アメリカ、ヨーロッパが経済力を競い合う世界は、大航海時代よりもむしろ現代に似ている。そこには西欧中心史観では知り得なかった「未来」が出現していた―。
目次
第1章 西暦一〇〇〇年の世界
第2章 北アメリカ―バイキング、新大陸へ
第3章 南北アメリカ―一〇〇〇年のパンアメリカン・ハイウェイ
第4章 東ヨーロッパ―ヨーロッパ人奴隷の運命
第5章 アフリカ―世界一の富豪王
第6章 中央アジア―二大宗教ブロックの成立
第7章 東南アジア・南アジア―驚嘆すべき大航海
第8章 中国―グローバリゼーション最先端の地
著者等紹介
ハンセン,ヴァレリー[ハンセン,ヴァレリー] [Hansen,Valerie]
1958年、アメリカ生まれ。歴史家、イェール大学歴史学教授。ハーバード大学を卒業。1984‐86年には京都大学で研究を行う。ペンシルヴェニア大学で博士号を取得してイェール大学准教授に。1998年、教授に就任する。中国史、世界史を専門として教鞭を執り、上海、北京、シンガポールなどに滞在しての研究・教育経験も豊富。著書多数
赤根洋子[アカネヨウコ]
翻訳家。早稲田大学大学院修士課程修了(ドイツ文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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