フクシマ戦記〈下〉―10年後の「カウントダウン・メルトダウン」

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フクシマ戦記〈下〉―10年後の「カウントダウン・メルトダウン」

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  • サイズ 46判/ページ数 432p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163913377
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0095

出版社内容情報

東日本大震災から10年――取材により明らかになった新事実を基に、現場で起きたこと、失敗の要因を描く福島原発事故検証の決定版。

内容説明

「日本は東日本を失うかもしれない」。福島第一原発、新型コロナ―いま問われる日本の「危機対応」。

目次

第9章 ハイパーレスキュー隊
第10章 トモダチ作戦
第11章 ヨコスカ・ショック
第12章 ホソノ・プロセス
第13章 最悪のシナリオ
第14章 SPEEDI
第15章 計画的避難区域
第16章 落城一日
エピローグ 「神の御加護」

著者等紹介

船橋洋一[フナバシヨウイチ]
1944年生まれ。東京大学教養学部卒。1968年、朝日新聞社入社。朝日新聞社北京特派員、ワシントン特派員、アメリカ総局長を経て、2007年から2010年12月まで朝日新聞社主筆。法学博士、米ブルッキングズ研究所特別招聘スカラー(2005‐06年)、2019年より英国国際戦略研究所(IISS)評議員。2011年9月に独立系シンクタンク「日本再建イニシアティブ」(2017年7月から「アジア・パシフィック・イニシアティブ」)設立、理事長。福島第一原発事故を独自に検証する「民間事故調」を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ぐうぐう

32
そもそも原発は安全でなければならない。その前提が想定外を排除し、有事の際の危機管理自体をないものとしてきた。そんな安全神話の罠に福島第一原発は、いや、あの時の日本は陥っていたのだ。後手後手に回ったSPEEDIの運用にも原発の安全神話が虚構であったことが象徴的に露呈しているが、責任回避のオンパレード、あるいは著者の表現する「霞が関の醜い消極的権限争い」といった政府や官僚、企業のガバナンスの劣化もまた、混乱に拍車を掛け、事態を益々悪化させていく。(つづく)2023/06/26

みぃ

2
今年で、11年。もうすぐ12年経とうとしている。私は被災者側の人たちをわずかながら知っている。でも、現場で戦っている人のことは知らなかった。この人たちが必死に命をかけて戦わなければ、今がないんだと思うと、言葉では言い表せないほどの感謝がある。でも、それでも今でも自分の家に帰れずに嘆いている人がいる。いろんな人たちの思いが詰まった話だった。2022/12/28

chuji

2
久喜市立中央図書館の本。2021年2月初版。ボロボロのコンティエンジェンシー・プランの下、事故に対峙した、現場リーダー・技術者・作業者・自衛隊員・消防隊員・一部の政治家と学者達の矜持!オイラの目の黒いうちには事故はまだ終息しないだろう。2021/06/10

Go Extreme

1
ハイパーレスキュー隊:日本の国運 自衛隊が中心 何でも屋ではありません 線量基準引き上げ ドラえもん トモダチ作戦:国家主権に係る問題 見えないものは見えない ヨコスカ・ショック:情緒的メルトダウン ホソノ・プロセス:官邸主導 コアリション 同盟国は運命をともにしない  最悪シナリオ:本当の底は いまが最悪です 最悪のシナリオ SPEEDI:一般にはとても公表できない 枝野裁定 逆推定 計画的避難区域:専門家同士でやってくれ 寝た子を起こすな 落城一日:ロボット 退避と撤退 神の御加護:衣替え 吉田昌郎2021/04/08

takao

0
ふむ2021/11/03

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