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出版社内容情報
東日本大震災から10年――取材により明らかになった新事実を基に、現場で起きたこと、失敗の要因を描く福島原発事故検証の決定版。
内容説明
「戦後最大の危機」から10年、衝撃的肉薄で明かされる真実!分刻みで描かれる「メルトダウン」。国民的ノンフィクションの金字塔。第44回大宅賞受賞作を大幅アップデート。
目次
第1章 SBO全交流電源喪失
第2章 原子力緊急事態宣言
第3章 水素爆発
第4章 海水注入
第5章 運命の日
第6章 対策統合本部
第7章 住民避難
第8章 最後の砦
著者等紹介
船橋洋一[フナバシヨウイチ]
1944年生まれ。東京大学教養学部卒。1968年、朝日新聞社入社。朝日新聞社北京特派員、ワシントン特派員、アメリカ総局長を経て、2007年から2010年12月まで朝日新聞社主筆。法学博士、米ブルッキングズ研究所特別招聘スカラー(2005‐06年)、2019年より英国国際戦略研究所(IISS)評議員。2011年9月に独立系シンクタンク「日本再建イニシアティブ」(2017年7月から「アジア・パシフィック・イニシアティブ」)設立、理事長。福島第一原発事故を独自に検証する「民間事故調」を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
39
2013年に発表され、大宅壮一賞を受賞した『カウントダウン・メルトダウン』をアップデートし、福島第一原発事故から10年を経た2021年に刊行された『フクシマ戦記』。Netflixオリジナルドラマ『THE DAYS』を鑑賞していたおかげで映像が浮かびやすかったと同時に、ドラマではわかりづらかった細部を知ることができ、膝を打つことが多かったし、改めて驚かされることも少なくなかった(例えば、ドラマで主要な舞台となった免震重要棟は、震災の前年に事故対応の拠点として建造されたばかりで、(つづく)2023/06/21
CTC
9
21年2月文藝春秋刊、上下巻の上。ネット書店内容紹介に拠れば、カウントダウン・メルトダウン』の「大幅アップデート!」版という事だ。“大幅改訂”とか“増補版”とか書いてくれればわかりやすいのだが…200頁位までは旧版との違いが感じられず…消費者庁に訴えたら“措置命令”迄はなくとも“指導”くらい出るんじゃないかと本気で考えるほど腹が立った(新旧ともにリアル書店で手に入れるのはかなり難しい状態=中身は確認できないのだ)。しかし上巻読了時には、さすが28年空位だった朝日主筆になる人の取材力だよなぁと。2022/07/26
みぃ
3
あのときのことを思い出しながら読んだ。政府や自衛隊、いろんな立場の人たちが、いろんなことを考えて動いていたんだなと知ることができた。ずっと戦っていたんだな。数日間でこれだけ戦っていたんだと思うと、すごいなと思う。2022/12/27
後藤良平
2
10年後にあの日からの出来事をまとめてある。メルトダウンの最中、パニックに陥る日本政府、信じがたい悲劇の数々、官僚主義、そしてベントに取り組んだ偉大な技術者たちの全てが描かれている。今から考えると、なんで?なんで?の連続で、しかもあなたたちの役割はなんだったの?と腹だけが立つことが多い。ここに描かれたほとんどの人が政治家を除きひっそりと亡くなり、引退している。この大事な教訓は、次回に生かされるのか?。自分も会社が求める役割を果たしているのか自信はない。でも国を率いる人には求めたい。年間No.11城東図書館2023/01/22
chuji
1
久喜市立中央図書館の本。2021年2月初版。初出、2013年第44回大宅壮一ノンフィクション賞受賞作「カウントダウン・メルトダウン」をおおはばにアップデートし、日米同時発売された本。当時の総理は管(カン)さんで、頑張っていたのは覚えている。コロナ禍の現在の総理は管(スガ)さんですが、頑張っている姿は見れない。2021/06/09
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