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出版社内容情報
人類は今、新たな進化の段階に突入している。産業革命は社会を変えたが、IT革命は人間の心を変えようとしているのだ。
共に働き、共に生活していた「家族」が、都市化や産業化、核家族化を経て崩壊しようとしていた時、IT革命が起きた。IT革命は社会システムを大きく変えたが、もっとも重要な変化は、人間の脳神経回路を組み替え、愛着システムを変容させたことだ。
通常なら数万年、数十万年のスケールで起きる生物学的な変化が、数十年の間に進行している。
27年ほど前、医療少年院で一人の回避型愛着を示す若者に出会った。今や、そうした人々は普通の家庭や社会にあふれている。
急激に増えつつある「回避型人類」とは
・単独生活が基本
・セックスをしない
・子育てに関心がない
・集団への嫌悪と恐怖
・人より物、物より情報を好む
・ルールと統制を重視する
・キレると何をするかわからない
・蔓延する依存症と刺激中毒
・突然襲ってくる自殺衝動
・死を悲しまない
最前線の臨床医が最先端の進化論と出会って辿り着いた、驚愕の未来レポート。
内容説明
IT革命は、心の絆を求めない新人類を産んだ。最前線の臨床医が、最先端の進化論と出会ったとき―30年間の臨床と研究データが語る驚愕の未来レポート。
目次
第1章 他人に関心がない人々
第2章 回避型愛着スタイルが拡大する背景
第3章 暴走する進化
第4章 回避型人類の誕生
第5章 回避型人類の特性
第6章 回避型人類の社会と病理
著者等紹介
岡田尊司[オカダタカシ]
1960年香川県生まれ。精神科医、医学博士。東京大学文学部哲学科中退。京都大学医学部卒業。同大学院精神医学教室などで長年研究に従事するとともに、京都医療少年院、京都府立洛南病院に勤務し、発達や愛着に深刻な課題を抱えた若者たちに向き合う。山形大学客員教授を経て、現在、岡田クリニック(牧方市)院長、日本心理教育センター顧問。30年以上、臨床の最前線に立ち続ける。ベストセラー、ロングセラー多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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