出版社内容情報
久実についに春が！ と思いきや、元アイドルの女性への暴行事件で小蔵屋にも不穏な気配が漂う。お草さんが示す道とは。好評第七弾。
内容説明
草が営むコーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」の頼れる店員・久実。ついに久実に訪れた春の予感に浮き立つ店に、衝撃のニュースが。元アイドルの女性が店の敷地内で暴行を受けたと訴え出たのだ。犯人は地元名士の息子。大騒動の町で気付けば久実は浮かぬ顔で…。暴行を受けたと訴え出た元アイドル。他にも被害者が？小さな町の大事件が小蔵屋の日常を揺るがせる。
著者等紹介
吉永南央［ヨシナガナオ］
１９６４年埼玉県生まれ。２００４年「紅雲町のお草」でオール讀物推理小説新人賞受賞。２００８年同作を含む『紅雲町ものがたり』（文庫『萩を揺らす雨』）で単行本デビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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紅はこべ
136
久実の新たな恋がメインかなと思ったら、まさかこんな展開。時期が時期だけに胸が痛む。作者の附記で伊藤詩織さん事件が参照されていることを知った。久実の逮捕状出たら逮捕されるのかとの質問が明らかに伊藤さん事件での警察対応を意識している。「襲われた女のほうに隙があると非難され、強姦の事実を口外するのは慎みに欠けると言われ、何かしら別の思惑があるのではないかと疑われる。同性が石をぶつける」はすみとしこ、杉田水脈、あんた達のことだよ。女の敵は女とは思いたくないけど。草や常連のごつい手の女性みたいな人もいるし…2019/12/22
とし
126
紅雲町珈琲屋こよみ｢黄色い実｣7巻。ちょっと今回は紅雲町の珈琲屋｢小蔵屋｣には超重い話でなかなか読むのに時間がかかった。2019/12/21
ダイ＠2019.11.2～一時休止
98
紅雲町珈琲屋こよみその７。今回こそ久美にハッピーな展開と思いきややっぱり今回も重い展開に。付記にもありますが難しい問題です。2019/09/12
ゆみねこ
94
紅雲町シリーズ第７弾。知人に頼まれた息子の就職と小蔵屋の敷地内で起こった事件。正しいことを主張することの辛さ。どうかこの先もお草さんが小蔵屋で久実ちゃんと商売に励むことが出来ますように。2019/07/02
ゆみきーにゃ
93
《図書館》シリーズ七作目。今回はとても重い話。被害者がなぜ逃げなければいけないのか。なぜ誹謗中傷されなければいけないのか。でもこれが現実なんだろうな。久美ちゃんには幸せになってもらいたい。2019/11/15
