出版社内容情報
OECDの調査で自分を健康だと思う人が一番少ない日本。世界に冠たる長寿国でなぜ? 医の巨人二人がそのカラクリの全てを明かす。
内容説明
健康診断の数値は忘れよう。医の賢人は知っている。あなたの常識は間違いだらけ。
目次
第1章 さて、健康とは何だったか?(間違いだらけの健康情報にご用心;健康診断が人々を不幸にする;長生きは医療のおかげ、じゃなかった!?;ここで、病気とは何か、を考えてみよう)
第2章 はて、医療とは何だったのか?(かつて、名医がいた;余命宣告に律儀に従う必要なし;「脳化社会」は、まず医療から始まった;戦後の保険制度が「医を算術」にした)
第3章 私たちが医者を目指したころ(生きものは「情報」になっていく;身体の成り立ちはあまりにも複雑だ)
第4章 日本人はどこへ行く(狭いところで窮屈に暮らす日本人;無理して嫌なことばかり思う国民性;天下りと利権のため法律はできる;本当は自立できる日本人)
第5章 結論 医療に何を期待する?(事故や怪我、やけどの治療は素晴らしい;健康診断をどう切り抜ける?;どうしても何かしたいなら、身体に害のないことをしよう;嫌なことはしない、健康診断は受けない)
著者等紹介
養老孟司[ヨウロウタケシ]
1937年鎌倉市生まれ。62年、東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。95年東京大学医学部教授を退官し、現在同大学名誉教授。89年『からだの見方』(筑摩書房)でサントリー学芸賞、2003年『バカの壁』(新潮新書)で毎日出版文化賞を受賞
近藤誠[コンドウマコト]
1948年東京生まれ。73年、慶應義塾大学医学部卒業後、同医学部放射線科入局。79~80年、米国へ留学。83年から同大学講師を務める。96年に刊行した『患者よ、がんと闘うな』(文藝春秋)で抗がん剤の副作用問題を初めて指摘し、医療の常識を変えた。2012年、第60回菊池寛賞受賞。14年、慶應義塾大学を定年退職。13年、「近藤誠がん研究所セカンドオピニオン外来」を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すしな
おさむ
さきん
あまね
はる