渦―妹背山婦女庭訓魂結び

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渦―妹背山婦女庭訓魂結び

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  • サイズ B6判/ページ数 361p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163909875
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

虚実の渦を作り出した、もう一人の近松がいた──



「妹背山婦女庭訓」や「本朝廿四孝」などを生んだ

人形浄瑠璃作者、近松半二の生涯を描いた比類なき名作!



江戸時代、芝居小屋が立ち並ぶ大坂・道頓堀。

大阪の儒学者・穂積以貫の次男として生まれた成章。

末楽しみな賢い子供だったが、浄瑠璃好きの父に手をひかれて、芝居小屋に通い出してから、浄瑠璃の魅力に取り付かれる。

近松門左衛門の硯を父からもらって、物書きの道へ進むことに。

弟弟子に先を越され、人形遣いからは何度も書き直しをさせられ、それでも書かずにはおられなかった半二。

著者の長年のテーマ「物語はどこから生まれてくるのか」が、義太夫の如き「語り」にのって、見事に結晶した長編小説。



筆の先から墨がしたたる。

やがて、わしが文字になって溶けていく──

内容説明

浄瑠璃作者・近松半二の生涯を描いた比類なき名作。虚実の渦を作り出したもう一人の近松がいた。

著者等紹介

大島真寿美[オオシママスミ]
1962年愛知県生まれ。92年「春の手品師」で文學界新人賞を受賞しデビュー。2011年刊行の『ピエタ』は第九回本屋大賞第三位(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

683
明和期の大坂道頓堀を舞台に、浄瑠璃作者の近松半二の生涯を描く。人形がそれまでの一人遣いの人形から、現在のような三人遣いに変わりつつあったまさにその頃。登場人物の吉田文三郎がその発案者であるとされている。タイトルの「渦」は、ややわかりにくいが、それは作者や創作のあり方が現代とは大きく違っているから。浄瑠璃の創作は、近松門左衛門はそうではなかったが、竹田出雲(初代)の頃からは合作が通例であった。また、著作権という考え方はなく、当たれば当然他の劇場(浄瑠璃、歌舞伎を問わず)が、即座にそれを取り入れるのである。⇒2020/09/08

鉄之助

522
私も「混然となった渦」の中に、引きずり込まれたような気になってしまった。「どろどろの渦の心地よさ」が癖になってしまいそう。「渦」は道頓堀の渦だが、浄瑠璃も歌舞伎も狂言も神楽も入り混じっている。あの世もこの世も、表も裏も、虚も実も…混然となって「この世の凄まじさ」を浄瑠璃の詞章にしていった近松半二(実在の人物)。人形浄瑠璃は、「見ようによっては生身の人間より人間らしい。いや、生身の人間からでは見えぬものまで見えてしまう」という。生で文楽を、見てみたい! 心からそう思った。2020/04/19

starbro

496
大島 真寿美、3作目です。直木賞候補になってから、図書館に予約したため、ようやく読めました。(候補作5/6)文楽(操浄瑠璃)は超素人ですが、浄瑠璃に魅入られた浄瑠璃作家、近松 半二の生涯が活き活きと描かれており、直木賞受賞も納得です。渦とはWAVEに近いかも知れません。 https://books.bunshun.jp/sp/uzu https://www.ntj.jac.go.jp/kokuritsu/2019/bunraku_5.html 何時か文楽の舞台を観てみたいなぁ。2019/08/26

ウッディ

419
人形浄瑠璃を愛し、名作「妹背山婦女庭訓」を生み出した作家、近松半二の生涯を描いた直木賞受賞作。父に連れられて行かれた道頓堀竹本座で浄瑠璃の面白さを知り、作家部屋に入り浸り放蕩息子と言われながらも、作家として名をなす。歌舞伎に人気を奪われ、落ち目の浄瑠璃を半二は妹背山で復活させる。馴染みのない浄瑠璃の世界ではあったが、一本の名作が生み出される背景やプロセスは、説得力があり、読みやすかった。そしてこの作品が巻き起こした渦など読み応えもありました。機会があれば人形浄瑠璃を観たいと思わせるほどには面白かったです。2019/10/25

trazom

371
個人的な意見だが、私は、かねがね、昨今の文楽の停滞の原因は、近松門左衛門への過度の偏重にあると思っている。「文学」としての近松門左衛門の文章の美しさは認めるが、三業の総合芸術としての人形浄瑠璃を考える時、その頂点は、竹田出雲、三好松洛、並木千柳、そして、近松半二たちの時代にあったと信じるからである。そんな近松半二にスポットライトを当ててくれた貴重な作品として、とても嬉しい気持ちで読んだ。小説としては少し冗長だが、それでも、歌舞伎と文楽の本質的な違いを鋭く指摘した部分など、この作者の鑑識眼の確かさを感じる。2019/04/14

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