跳ぶ男

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跳ぶ男

  • 青山 文平【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 文藝春秋(2019/01発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 349p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163909509
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

母と友を失い、独りになった少年・剛は、能だけが生き甲斐だった。だが、土地も米も金もない貧乏藩の藩主の身代わりを命じられ……。藩の命運をかけ、少年は舞った。



荒涼たる土地に生まれた十五歳が、芸によって?んだ一筋の光。



土地も金も水も米もない、ないない尽くしの藤戸藩に、道具役(能役者)の長男として生まれた屋島剛は、幼くして母を亡くし、嫡子としての居場処も失った。

以来、三つ齢上の友・岩船保の手を借りながら独修で能に励んできたが、保が切腹を命じられた。

さらに、藩主が急死し、剛が身代わりとして立てられることに、

そこには、保の言葉と、藩のある事情があった――。



直木賞作家の新たなる代表作!

青山 文平[アオヤマ ブンペイ]
著・文・その他

内容説明

土地も金も水も米もない、ないない尽くしの藤戸藩に、道具役(能役者)の長男として生まれた屋島剛は、幼くして母を亡くし、嫡子としての居場処も失った。以来、三つ齢上の友・岩船保の手を借りながら独修で能に励んできたが、保が切腹を命じられた。さらに、藩主が急死し、剛が身代わりとして立てられることに。そこには、保の言葉と、藩のある事情があった―。

著者等紹介

青山文平[アオヤマブンペイ]
1948年12月3日生まれ、神奈川県横浜市出身。早稲田大学政治経済学部卒業。経済関係の出版社に十八年勤務した後、92年よりフリーライター。同年『俺たちの水晶宮』で第十八回中央公論新人賞を受賞。ほぼ十年で創作活動を終了。2011年、創作再開。はじめての時代小説『白樫の樹の下で』で第十八回松本清張賞を受賞。15年『鬼はもとより』で第十七回大藪春彦賞受賞、16年『つまをめとらば』で第百五十四回直木三十五賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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starbro

213
青山 文平は、新作中心に読んでいる作家です。先入観なしで読んだので、『跳ぶ男』とは何と思いつつ、本書は小藩主身代り能楽物語でした。能に関しては超素人で氷川神社の薪能 http://musashiichinomiya-hikawa.or.jp/news/topics180225.html しか観たことがありませんが、能の造詣が深ければ、もっと楽しめるかも知れません。上級武士の嗜みだった能は、明治維新で下火になったんでしょうね。観世能楽堂https://kanze.net/ で一流の舞台を観てみたいなぁ!2019/02/04

いつでも母さん

185
『国宝』の余韻が頭に有る。これは能の話。それも若い藩主の身代わりになり、貧する国を思い救いたいと願い自らを賭ける男の話だった。能のことは分からないが、この剛が能に魅せられ藩主然となっていく様に最後は引き込まれた。『ちゃんとした墓参りができる国』かぁ、なんだか切ない。常に友との関わりを胸に抱き、舞う能の世界のなんと深いものか・・ラスト3行は胸を打つ。2019/02/05

のぶ

96
タイトルだけ見た時にどんな物語か想像がつかなかったが、能を中心とした話だった。土地も米もない貧しい藤戸藩に、能役者の長男として生まれた屋島剛が主人公。幼くして母を亡くし、嫡子としての居場処も失った。三つ齢上の友、岩船保の手を借りながら独学で稽古に励んできたが、保が切腹を命じられた。さらに、藩主が急死し、剛だけが残される。日頃、能に対してほとんど関心がなかったが、後半、能が芸に打ち込む姿は鬼気迫るものがあった。馴染みのない世界を垣間見ることができて満足することができた。2019/02/04

真理そら

84
こんな不思議な設定をよく思いつけるものだとこの作者の作品を読むたびに嬉しい驚きがある。中途半端に能についての知識のある私はとても楽しく読み終えた。が、全く能に興味のない人や逆に能のプロにとってはどうなんだろうと能についての細かい説明を読みながら少し心配した。同じ作者の『白樫の樹の下で』の時も思ったが短すぎる一生の輝きと切なさが胸に迫る。屋島剛の清明な梅の香りのように清らかな「東北」を観たい。2021/04/19

たま

66
主人公の屋島剛は考える。己は何者か、愛する友は何者だったか、己が世のためにできることは何か。抽象名詞は使わず普通名詞を用いて錐揉みするように考え抜く。最近の青山さんの人物すべてと同様に。剛の場合は能がその思念の場となる。剛が世のために計画したこと、これは無理やろーと思うのだが、剛の能には魅せられた。舞う度に能も思念もグレードが上がり、強豪と次々対戦して成長するスポーツ漫画のような面白さ。最後の『鵺』は思念と能が一つになり能楽論としても素晴らしいと思う。人物は家臣も大名たちも皆驚くべき清々しさで魅力がある。2023/02/23

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