出版社内容情報
母と友を失い、独りになった少年・剛は、能だけが生き甲斐だった。だが、土地も米も金もない貧乏藩の藩主の身代わりを命じられ……。藩の命運をかけ、少年は舞った。
荒涼たる土地に生まれた十五歳が、芸によって?んだ一筋の光。
土地も金も水も米もない、ないない尽くしの藤戸藩に、道具役(能役者)の長男として生まれた屋島剛は、幼くして母を亡くし、嫡子としての居場処も失った。
以来、三つ齢上の友・岩船保の手を借りながら独修で能に励んできたが、保が切腹を命じられた。
さらに、藩主が急死し、剛が身代わりとして立てられることに、
そこには、保の言葉と、藩のある事情があった――。
直木賞作家の新たなる代表作!
青山 文平[アオヤマ ブンペイ]
著・文・その他
内容説明
土地も金も水も米もない、ないない尽くしの藤戸藩に、道具役(能役者)の長男として生まれた屋島剛は、幼くして母を亡くし、嫡子としての居場処も失った。以来、三つ齢上の友・岩船保の手を借りながら独修で能に励んできたが、保が切腹を命じられた。さらに、藩主が急死し、剛が身代わりとして立てられることに。そこには、保の言葉と、藩のある事情があった―。
著者等紹介
青山文平[アオヤマブンペイ]
1948年12月3日生まれ、神奈川県横浜市出身。早稲田大学政治経済学部卒業。経済関係の出版社に十八年勤務した後、92年よりフリーライター。同年『俺たちの水晶宮』で第十八回中央公論新人賞を受賞。ほぼ十年で創作活動を終了。2011年、創作再開。はじめての時代小説『白樫の樹の下で』で第十八回松本清張賞を受賞。15年『鬼はもとより』で第十七回大藪春彦賞受賞、16年『つまをめとらば』で第百五十四回直木三十五賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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