内容説明
ジプシーの血を引くキアラは、ベネチア、サン・マルコ広場で占いをしている最中、怪しげな男に拉致された。着いた先は賭博場で、彼女は客の運勢を見るよう言われる。ふと、ひとりのベネチア貴族が目に留まり、キアラは愕然とした。ルカ!妹を陵辱した悪魔だわ。抗いがたい魅力で女を虜にする情け知らずの悪魔。わかっていながら、キアラも例外とはなりえなかった。金で買われ、彼の館に閉じ込められる羽目に陥ったのだから。
著者等紹介
ボウモント,ニーナ[ボウモント,ニーナ][Beaumont,Nina]
ルーツはロシア人。オーストリアのザルツブルグに生まれ、その後アメリカに移り住んだ。独、仏、イタリア語のほか、ロシア語にも堪能で、米シアトルに暮らしながらもヨーロッパとのつながりが深い。もっぱら歴史小説を手がけている
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感想・レビュー
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まめもち
1
予知能力のあるジプシーのキアラ×悪党の双子の兄に苦しめられるルカ。妹を襲った相手がヒーローだと思ってるヒロインと彼女を側に置いときたいヒーローの『出ていく、居てくれ、いや出ていかない』のやり取りが長すぎる。読むのに苦労した。兄の所業を知っても本人の弁解をあっさり信じるヒーローも甘ちゃんだし、兄もヒロインの懇願にあっさり改心するのが拍子抜け。2016/11/03
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0
ヒーローはヒロインを閉じ込め、自分の側に縛りつけようとする。その溺愛っぷりは良いのですが、彼女への信頼が全く足らない。度重なる忠告にも耳を貸さず危険に身を投じるなんて…。ヒロインのはっきり説明しない態度にも落ち度はあると思うけど。自分の愛していた人や、今愛する人の家族を散々な目にあわせた張本人に対して、まだ「兄弟の絆が〜」とか言ってたのも信じらんない。このヒーローには安心して身を任せられないなと思った。2013/09/14
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