内容説明
キリスト教の言説史を遡る。聖書のレプラとは何を指していたのか。この言葉はどのように受容され、いかなる概念史を形成するに至ったのか。古代キリスト教文献を中心とする膨大なデータベースから実証的解明を試みた画期的労作。
目次
第1部 古代ギリシア医学と七十人訳聖書―言説史の背景をめぐって(医学文献におけるレプラとエレファンティアシス;ヘレニズム期ユダヤ社会における祭祀からの医術の独立の過程;レビ記13章2‐46節の「脱医学化」のための試論;七十人訳聖書、新約聖書に見られるレプラの具体例)
第2部 レプラ理解の形成と分岐―奇跡の神学をめぐって(キリスト教文献におけるレプラとエレファンティアシス;5世紀初頭におけるレプラとエレファンティアシス;クリュソストモスとアレキサンドリアのキュリロスにおけるレプラと奇跡の神学)
著者等紹介
堀忠[ホリタダシ]
1953年神戸市生まれ。2021年より関西学院大学大学院研究科研究員。日本キリスト教団神戸栄光教会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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