清原和博 告白

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  • サイズ 46判/ページ数 247p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163908762
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0095

出版社内容情報

自分の人生を振り返って、どこからおかしくなったのか――清原和博自らが栄光と転落、挫折、屈辱の半生を赤裸々に語った自叙伝。「自分の人生を振り返って、どこからおかしくなったのかとか、

狂い始めたんだろうとか。苦しかったですね……」



覚醒剤取締法違反で逮捕されてから2年。栄光と転落の半生と、

自らの罪を悔いながら、鬱病、薬物依存とたたかう日々を赤裸々

に綴る。



岸和田リトルで野球を始めた少年期から、怪物の名をほしいまま

にしたPL学園と甲子園の記憶、盟友・桑田真澄と袂をわかった

ドラフト事件の真相とその後。西武ライオンズで4番として輝い

た瑞々しい日々と数々の栄冠。憧れの巨人移籍後の重圧と屈辱――。



野球の申し子、甲子園のヒーローはなぜ、堕ちたのか。

執行猶予中、1年間にわたりすべてを明かした「告白」。

これは、どうしようもない、人間らしさの記録である。



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【告白1】 岸和田の少年

【告白2】 人生を変えた16の夏

【告白3】 甲子園のライバル、そして桑田のこと

【告白4】 1985年夏、最初で最後の瞬間

【告白5】 「裏切り」のドラフト

【告白6】 ドラフトの「傷」

【告白7】 黄金ルーキーの手帳

【告白8】 無冠の帝王のジレンマ

【告白9】 FA宣言――巨人という決断

【告白10】 松井敬遠、清原勝負の苛立ち

【告白11】 肉体改造とグリーニーの理由

【告白12】 ピアスに込めた反骨心

【告白13】 巨人解雇と涙の「とんぼ」

【告白14】 鳴り止まぬ仰木さんの電話

【告白15】 最後のひと花

【告白16】 初めて引退を考えた日

【告白17】 ユー・アー・オールドマン

【告白18】 清原和博は二度死ぬ

【告白19】 526本目のホームラン

【告白20】 俺、もうやめるわ

【告白21】 生まれ変わったら、もう一度

【告白22】 覚醒剤と心の穴

【告白23】 今もまだ暗闇の中にいる

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清原 和博[キヨハラ カズヒロ]
著・文・その他

内容説明

覚醒剤取締法違反から2年。薬物依存、鬱病、自らの罪を執行猶予中に綴った一年間。これは、どうしようもない、人間らしさの記録である。

目次

岸和田の少年
人生を変えた16の夏
甲子園のライバル、そして桑田のこと
1985年夏、最初で最後の瞬間
「裏切り」のドラフト
ドラフトの「傷」
黄金ルーキーの手帳
無冠の帝王のジレンマ
FA宣言―巨人という決断
松井敬遠、清原勝負の苛立ち〔ほか〕

著者等紹介

清原和博[キヨハラカズヒロ]
1967年8月18日、大阪府生まれ。小学3年生でリトルリーグに入り、才能を開花。高校進学の際はPL学園に入学。高校1年から4番を務め、5季連続で甲子園に出場。優勝2回、準優勝2回という成績を残し、自らが放った甲子園通算13本塁打は歴代最多記録。1986年、ドラフト1位で西武ライオンズに入団。1年目で31本塁打を放ち、高卒新人記録を更新した。その後、西武の4番として君臨し、6度の日本一を経験。1997年、FAで巨人へ。4番として苦しむ時期はあったものの、9年間で185本塁打を積み重ねた。2006年にオリックスへ移籍。膝の怪我に悩まされ、2008年に現役引退。プロ野球通算525本塁打は歴代5位。引退後は解説者等で活動していたが、2016年2月に覚醒剤取締法違反で逮捕され、懲役2年6カ月、執行猶予4年の有罪判決を受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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starbro

223
図書館の予約に出遅れて、ようやく読めました。清原 和博の栄光(高校時代~プロ野球前半)と挫折(プロ野球後半以降)をリアルタイムに体感しているだけに、読んでいて辛くなりました。但し、ほとんど旧知の内容ばかりで、サプライズはありませんでした。もしも清原 和博が、ドラフトで巨人に入団していたら・・・2018/12/08

えちぜんや よーた

120
野球の本だけど野球の本ではない。ソーシャルワーカーがカウンセリングルームで精神疾患の患者から傾聴をしている医学本。取材で使われた「白い壁の店」はまるで心療内科のクリニックを想起させる。本文でたびたび使われる「重度の鬱症状」とは重度の躁病の反作用にもあるようにも読めた。清原さんの症状は双極性障害と似ている。自分も十数年も双極性障害と付き合っているが、薬物治療以上に大切なことは「今の自分と向き合うこと」・「これからの自分を否定しないこと」・「他人の価値観に合わせないこと」。まだまだ治療の途上にあるようだ。2018/08/31

きみたけ

118
著者は、日刊スポーツ新聞社で中日・阪神を中心にプロ野球記者を16年間経験後、Number編集部に所属の鈴木忠平氏。「Sports Graphic Number」931号から954・955・956合併号に連載された内容を加筆修正して再構築した本。かつての野球界のヒーローがなぜ覚醒剤に手を染めたのか。栄光と転落の半生と、自らの罪を悔いながら、鬱病・薬物依存症とたたかう日々を赤裸々に語ってます。読了して思ったのは、とても不器用な生き方だということ。先日野球の試合の解説をしてましたが少しずつ前に歩んで欲しいです。2022/06/26

むーちゃん

77
ちょうど、松本人志、長渕剛が話題の時の読了。 甲子園→西武のヒーローは優しい(プレッシャーに耐えれない)人だったんでしょうのね… イチロー、松井秀喜、大谷翔平、藤井8冠、井上尚弥とは明らかに違う。 先に名前をだした人たちが筋トレ(体を誇示)崇拝者なのも納得いきます…2024/01/26

再び読書

60
粗っぽいまとめ方をすると彼が弱かったと言えますが、若くして人気が実力以上に上回った人の悲劇だと思う。ある意味貴乃花も犯罪に手を染めてはいませんが、心の闇がうかがえる。他人が彼の心の弱さが原因だと決めつけるのは簡単ですが、大人のそれも巨人のフロントに罪深さを感じてほしい。彼の犯罪の責任とまで言いませんが、あのドラフトが今もなお桑田に対するわだかまりが解けていない重み、責任を感じてほしい。王もまた被害者とも言える。長嶋の息子という以外なんの価値もない一茂に引導を渡される気持ちは計り知れない。 2020/05/20

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