花ひいらぎの街角―紅雲町珈琲屋こよみ

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  • サイズ B6判/ページ数 232p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163907949
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

北関東の小さな町で、珈琲豆と和食器の店「小蔵屋」を

営むおばあさん、お草さん。

彼女の周囲にあたたかく描かれる人間の営み、日常に

ふと顔をのぞかせる闇が読むものをグイグイ引き込む大人気シリーズ第6弾。



秋のある日、草のもとに旧友の初之輔から小包が届く。中身は彼の書いた短い小説に、絵を添えたものだった。

これをきっかけに、初之輔と再会した草は、彼の苦しかった人生を元気づけるために、彼の短編を活版印刷による小本に仕立て贈ることにした。この本を作るために小さな印刷会社と関わり、個人データ流出事件に遭遇。行き詰まる印刷会社を助けることに。草の働きによって、印刷会社周辺の人々の記憶までもが明るく塗りかえられてゆく。



「一つほぐれると、また一つほぐれてゆくものよ」―-逃した機会、すれ違い、あきらめた思い―ー長い人生、うまくいくほうがまれだったけど、丁寧に暮らすのが大切。

お草さんの想いと行動が心に染みる珠玉の一冊。

内容説明

コーヒー豆と和食器の「小蔵屋」店主・お草さんがふと思いたった、心躍る計画。やがて過去の事件の記憶を揺さぶって―ヒットシリーズ第6弾。

著者等紹介

吉永南央[ヨシナガナオ]
1964年、埼玉県生まれ。群馬県立女子大学卒業。2004年、「紅雲町のお草」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。08年、同作を含む『紅雲町ものがたり』(文庫化に際し『萩を揺らす雨』に改題)で単行本デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とし

132
紅雲町珈琲屋こよみ「花ひいらぎの街角」昔、草さんやバクサンと過ごした初之助さんから送られてきた巻物を自費出版することから物語は始まるが意外な方向へ進むが、しみじみと昔を懐かしみ、ほっこりと終わりましたね、久美ちゃん幸せになって欲しいですね、もちろん草さんとお仲間いつまでも元気で。2018/04/21

紅はこべ

129
この年で付き合うなら結婚前提となると言いながら、いざ指輪をもらうと、早すぎると尻込みしちゃう久実にはちょっとイラッ。久実の恋愛案件は次作に持ち越しか。咲紀子の方がきっぱりさっぱりしている。映画くらい付き合うの、そんなに大事かな。初之輔というのは、平林初之輔に因んだ命名かしら。容子も次作に出て来そう。いろいろ消化不良な巻であった。晴秋の亡妻が最も鮮やかな印象を残す。そういえばクロッカスって最近見ていないな。2019/01/18

ダイ@2019.11.2~一時休止

114
紅雲町珈琲屋こよみその6。シリーズが進んでいくにつれて自分好みになってきた感じ。今回は久美がモテモテ?。2018/03/10

ゆみきーにゃ

96
《図書館》シリーズ六作目。活版印刷がイマイチわからず読み始めはページが中々進まなかったけど終盤は面白かった。久美ちゃん頑張れ〜!!2018/06/27

fwhd8325

79
このシリーズ、巻を重ねるごとに、面白く感じます。今回は、時の流れを遡り、そこから湧き出たような出来事。矍鑠とした探偵ぶりは、古くからの仲間が言うように、頑固者の現れなのでしょう。物語の本筋から離れるけれど、草さんの経営センスもなかなかのものと感じます。2018/03/25

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