十津川警部シリーズ
現美新幹線殺人事件―十津川警部シリーズ

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  • サイズ 新書判/ページ数 210p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784163906287
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

出版社内容情報

画商の妻子が殺され、自宅から持ち去られた絵が、開通したばかりの現美新幹線に飾られている…!? 十津川の部下達はNYへ飛ぶ。画商の竹田が越後湯沢でスキーに興じていたところ、東京から突然連絡が入った。急ぎ自宅マンションに戻った竹田は、妻と娘が何者かに襲われて殺されたことを知る。自宅から渡辺久の絵が盗まれたことに気づく。だがその絵はいつの間にか現美新幹線に展示された後、その後ニューヨークの渡辺の個展にも飾られるべく海を渡っていた。さらによく似た贋作までが再び日本に送られ、現美新幹線で公開されたが…。



”世界最速の美術館”として話題の現美新幹線を皮切りに、日本とアメリカを股にかけた十津川と亀井の追跡が始まる。

西村 京太郎[ニシムラ キョウタロウ]

内容説明

画商の竹田は越後湯沢でスキー中、東京の自宅で妻と娘を何者かに襲われ、殺される。殺人事件の現場からは、渡辺久という新進の画家の絵が盗まれており、その絵はいつの間にか、越後湯沢‐新潟間で開通したばかりの“走る美術館”、現美新幹線に展示されていた…。捜査を進めるうち、ニューヨークのやり手の画商が、渡辺のバックについていることがわかり、十津川警部の部下達はニューヨークに飛ぶ。絵に隠されたもうひとつの過去の秘密とは?

著者等紹介

西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京生まれ。63年「歪んだ朝」で第2回オール讀物推理小説新人賞を受賞し作家デビュー。65年「天使の傷痕」で第11回江戸川乱歩賞受賞、81年に「終着駅殺人事件」で第34回推理作家協会賞(長編部門)を受賞。04年に第8回ミステリー文学大賞、10年に第45回長谷川伸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シナモン

148
西村京太郎さんの作品は初めてだったがとても読みやすかった。伏線回収とかもこれといってないし、これで終わるわけないだろうと思ったが事件自体はあっさりとしたものだった。それでいて過去と現在の二つの殺人事件、壮大なニューヨークと日本の行き来、その絵は贋作なのか?だとしたら何のため?旅情を誘う新幹線の描写など気がつけば意外と盛り沢山な内容で充実の読後感だった。現美新幹線の地元でありながら一度も乗ったことがない。数々の作品を愛でつつ車内のカフェでツバメコーヒーを味わってみたいな。2020/05/14

舟江

7
数十年振りに西村作品を読んだ。内容は、推理小説でなく、どさ回り小説であった。2017/05/24

たかひー

3
★★ 近年の作品として相変わらずで動機や推理に無理を感じる。まあ著者も90歳近いし…。2019/05/12

さるきち

2
いつものことながら動機が弱すぎる。 絵を譲ってくれないからと二人も殺すものか? ただ、現美新幹線の話は良く知らなかったので面白く読めた。2018/05/16

おさむん

2
最近の西村氏の作品の中では、謎解きというか、事件の背後のストーリーに強引さがなく、まあ納得でした。トラベルミステリーではないけど、タイトルの「現美新幹線」も重要な役割は担っているし。(でも、新幹線で殺人は起こりません。)2017/08/27

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