崑ちゃん―ボクの昭和青春譜

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崑ちゃん―ボクの昭和青春譜

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163905136
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0095

出版社内容情報

『やりくりアパート』『頓馬天狗』などで絶大な人気を誇った著者による昭和のテレビ芸能史。美空ひばり、高倉健、三木のり平も登場。 昭和三十~四十年代、『番頭はんと丁稚どん』『頓馬天狗』などの番組でコメディアンとして絶大な人気を獲得、その後は俳優、司会、コメンテーターとして長く活躍し続ける大村崑が振り返る、テレビの黎明期。



ダイハツのミゼットや、今もホーロー看板が各地に残るオロナミンC(大塚製薬)など多くのCMにも起用され、まさに国民的な人気者だった。

劇団「笑いの王国」をともに結成した芦屋雁之助、小雁兄弟や花登筺、また同時期に活躍して関西の笑いを全国区に広げる原動力となった藤田まこと、藤山寛美、トニー谷らの思い出。さらには高倉健・江利チエミ・美空ひばり・森繁久爾・森光子などきらめく。

抱腹絶倒、波瀾万丈、起伏に富んだエピソードが満載の一冊。





目次(抜粋)



第一章人気者狂想曲

北野劇場 花登筺の脚本と演出 「とんま天狗」 合同結婚式



第二章家族の記憶

神戸・新開地 おむつの歌



第三章「大村崑」の誕生

終戦 闇物資商売 キャバレー「新世紀」 芸名



第四章 姓は尾呂内、名は楠公

ミゼットの生CM オロナミンC秘話 アドリブから生まれた名コピー



第五章 僕と家族

二世帯住宅 息子たちと銭湯へ 家族対抗歌合戦必勝法



第六章 「崑ちゃん」秘話

メロンの恨み──江利チエミと高倉健

遊び仲間・藤田まこと

東京の仲間たち──渥美清、谷幹一、関敬六

キャバレーの流儀──エノケンさん

鼻メガネの継承──三木のり平先生

耳元で聴いた「柔」──美空ひばり

異端児──トニー谷さん

すごい顔パスの音曲師──柳家三亀松師匠

桂米朝師匠の「路銀」

石井均と由利徹

『君恋し』──ミヤコ蝶々

藤山寛美さんの楽屋テクニック

花登筺先生とのこと

森光子ちゃんと森繁久彌先生

とんま天狗ファン──一八代目中村勘三郎

座長・北島三郎さん

八代亜紀さんのサプライズ



第七章 未完の話



第八章 元気ハツラツ!

大村 崑[オオムラ コン]

内容説明

昭和の国民的スターが語りつくした抱腹絶倒の芸能秘話。84歳でも元気ハツラツ!

目次

第1章 人気者狂想曲
第2章 家族の記憶
第3章 「大村崑」の誕生
第4章 姓は尾呂内、名は楠公
第5章 僕と家族
第6章 「崑ちゃん」秘話
第7章 未完の話
第8章 元気ハツラツ!

著者等紹介

大村崑[オオムラコン]
昭和6年11月1日、兵庫県生まれ。キャバレーのボーイから司会、そしてコメディアンへと転身。昭和30年代、黎明期のテレビ軽演劇『やりくりアパート』『番頭はんと丁稚どん』『とんま天狗』で全国的なスターに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あじ

43
狂騒に満ちたテレビ時代の幕開けを、エキサイティングに渡り歩いてきた大村崑さんの自叙伝です。(※聞き書きを立てている)崑さんと私の年齢差は半世紀もありますが、話は通じるもので面白おかしく読みました。オロナイン軟膏のCMを降ろされた一件や、「ブラックレイン」のオーディション裏、ひばりさん母とのお守り秘話など興味深かったです。鬼籍に入られた恩師や仲間の名前を出す度、崑さんは閃光の瞬間に息を吹き込んでいました。84歳の生き生きとした日々は、これまで出会った方々との思い出あってこそなのでしょうね。2016/10/09

matfalcon

41
56年?前の幼稚園の遠足で宝塚ファミリーランドに行った際の集合写真に茶川一郎の看板が見切れている。筆者が一世を風靡した頃だと思う。何かの芸人列伝で読んだトニー谷の描写はこの本でも最低だった。その人気ゆえに息子を誘拐された谷としては他人を信用できなかった。同情に値すると思う。あと、門戸厄神でビンゴ大会の司会、お疲れ様でした。2021/12/31

ひめありす@灯れ松明の火

40
大村崑さんといえば私の中では2時間ドラマ「赤い霊柩車」で『あっこはん、あっこはーん!』と怒鳴っている一級葬祭ディレクターさんなのですが、そうでもない時代があったのですね。丁度祖母は同じ世代。出てくる人はみんな知っているし、懐かしいのだと、眼を細めていました。まだ制度化されていない戦後すぐの芸能界。朗らかな立志伝でした。成り上がるというよりはすいすいと泳ぎ切る感じ。でもひばりママは怖い。大きな文字と楽しげな語り口調なのであっという間に読めました。これからもどうぞ元気ハツラツ、大きな声で怒鳴っていてくださいね2017/01/21

sasha

5
テレビドラマ「赤い霊柩車」シリーズを見る限り、大村崑さんは60代くらいに見えるんだけど、本書が発行された2015年時点で84歳という年齢にまず驚き。考えてみたらそうなんだよね。テレビ黎明期から平成まで、活動を続けているのだから。生い立ちも含め、既に鬼籍に入った昭和のスターたちとの思い出、ご家族のこと。崑さんの思い出の聞き書き。結婚の時の約束通り、今でも奥様を名前で呼んでらっしゃるなんて素敵。崑さん、まだまだ元気ハツラツなのである。2017/01/09

Sleipnirie

3
1931年(昭和6年)生まれのコメディアン大村崑が2016年に出した自伝。 昭和30年代の大阪で舞台やテレビやってた頃、自分の生まれから"大村崑"という名前の誕生までの流れ、著名人たちとの交流。当時のドラマやCMすべて生放送、横山ノックたちと進駐軍の煙草を闇で売ってた、ずり下げ眼鏡や、ドラマ『とんま天狗』に始まる大塚製薬との関係などネタ盛りだくさん。  映画『ブラック・レイン』の日本の刑事役が大村崑の場合もあったらしく、ちょっと観てみたい気がする。2017/04/06

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