小説家と過ごす日曜日

石田 衣良【著】

文藝春秋（2016/08発売）

• サイズ B6判／ページ数 307p／高さ 17cm
• 商品コード 9784163905006
• NDC分類 914.6
• Cコード C0093

出版社内容情報

現代を写しだすショートショートやIWGPシリーズのマコトが書くコラム、ディープな人生相談など、ファンならずとも楽しめる一冊。注目度NO.1メルマガ、待望の書籍化！



大好きな本の世界を広げつ新しいフィールドはないか？

この数年間ずっと考え、探し続けてきました。

今、ここにようやく新しい「なにか」が見つかりました。

本と創作の話、時代や社会の問題、

恋や性の謎、プライベートの親密な相談……

ぼくがおもしろいと感じるすべてを投げ込んでいくつもりです。 石田衣良





「本の世界を広げる」というコンセプトで始まった、

【石田衣良ブックトーク『小説家と過ごす日曜日』】。



第一回の配信から話題になったこのメールマガジンを、

一年分まとめた単行本が刊行となりました。



とれたてのショートショート、作家が語る時事問題、

「しくじり美女」をゲストにまねいた恋愛鼎談、とびきりパーソナルな人生相談……



石田衣良の考えていることがすべて分かる、

読み応えたっぷりの一冊です。

石田 衣良［イシダ イラ］

内容説明

とれたてショートストーリー、作家が語る時事問題、「しくじり美女」がゲストの恋愛鼎談、とびきりパーソナルな人生相談…石田衣良と真島マコトが同テーマで書くエッセイや、作家がすすめる必読本も！注目度Ｎｏ．１のメールマガジン「小説家と過ごす日曜日」より厳選収録した完全保存版。

目次

息子が素敵な恋愛をするために
付き合って半年も経つのにエッチが一度も…
パラレルワールドの存在を信じますか？
夫を手伝うために会社を辞めてもいいですか？
不倫がばれてから食生活がひどいです
ぼくが好きな女性のタイプは
フリーランスで稼ぐには？
住んでいるだけでワクワクする街
女性が年齢によって備えるべき魅力
なぜ生きているかわからない
スマホを手放すことができません
電車のなかのチラリズムについて

著者等紹介

石田衣良［イシダイラ］
１９６０年、東京生まれ。成蹊大学経済学部卒業。広告制作会社を経てフリーランスのコピーライターに。９７年、「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。受賞作に３篇を加えた『池袋ウエストゲートパーク』でデビュー。２００３年、『４ＴＥＥＮ』で直木賞を受賞。０６年、『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、１３年、『北斗　ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[starbro]

石田衣良は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。雨の日曜日に打って付けのシチュエーションで本書を読みました。最初はエッセイ集かなと思っていましたが、ショート・ショート、エッセイ、Ｑ＆Ａ、対談、ブックレビュー等と盛り沢山なメルマガ集でした。個人的にはマコトが書いたことになっているエッセイがオススメです。メルマガを購読しようかなと思いましたが、石田衣良マニアでないのと、有料なのでとりあえず見送りました（笑）

2016/09/18

[美登利]

とても面白かった！たくさんの石田衣良さんが詰まったメルマガを１冊に纏めた本。本の紹介、相談室、対談、掌編小説、IWGPのマコトとのエッセイ等々。洗練されていて柔軟な考え方で、なのに上から目線のオヤジじゃないところが人気なのだと思います。小説は最近あまり読んでないのだけど若者に対するメッセージを昔から発信してる感じを受けます。これも大学生から30代後半の人たち向けかと思います。しかし紹介された本を１冊も読んだことがない！SF作品で気になった本があるのと、柚木麻子さんのナイルパーチの女子会は読んでみようかな。

2017/01/20

[栗羊羹]

シャレたQ ＆Aと短編小説、そして「イラとマコトのダブルA面エッセイ…何気ないテーマを更に２歩か３歩踏み込んだ内容です。石田衣良作品は一時どっぷり浸かっ 読みました。

2016/12/30

[純子]

石田衣良の新刊だ！急いで購入申請を図書館に出したら１番だった！手にした時はえ？って感じ。普通の本よりちっちゃくて文庫本よりは大きい。ぱらぱらめくると字が小さい！メールマガジンで展開しているあれこれが本になっているんだった。この人の恋愛物が好きなんだけど力を入れて書いていることがよくわかっていっそう読みたくなった。｢もっと小説の世界にエロスがあふれると、日本人も幸福になるのにね｣って。恋愛に関しては実生活アドバイスでも自由奔放な感じ（笑）でも、世の中のことに対しては真摯な視点で書かれていて読み応えあり！

2016/10/03

[そうたそ]

★★☆☆☆　著者が配信していたメルマガ12回分を一冊にまとめたもの。掌編、恋愛鼎談、人生相談、時事問題に関する著者の考え等々盛りだくさんな一冊。人生相談とか時事問題とかはまあ別に勝手にやってくれたらいいんだけど、石田衣良はいつから性と愛の伝導者になったのだろうか。どうもドヤ顔で恋愛相談に返答している姿が目に浮かんで仕方がない。小説は好きなんだけど、エッセイは読む気がしないのはこういうところがあるからか。まあ掌編はさらっと読めてそれなりに良いし、ブックレビューなんかも読む価値ありなので悪くはないんだけど。

2016/09/06