佐藤優さん、神は本当に存在するのですか?―宗教と科学のガチンコ対談

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佐藤優さん、神は本当に存在するのですか?―宗教と科学のガチンコ対談

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163904207
  • NDC分類 190.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「知の巨人の佐藤さんが本気で神を信じるの?!」「竹内さん、世界中に宗教がある理由は?」政治から浮気までわかる異色の対談!

動物行動学VS神学、決着はつくか?
キリストと遺伝子から、テロと浮気までわかる異色の対談!

竹内:知の巨人の佐藤さんが本気で神を信じるのですか?!
佐藤:では竹内さん、世界中に宗教がある理由は何だと思いますか?

竹内久美子さんが、欧米でベストセラーとなったドーキンスの『神は妄想である』も顔負けの、根本からの疑問をつぎつぎと投げかければ、キリスト教神学を思考の基礎とする佐藤優氏も一歩もひかず、近代精神の基本である一神教について解き明かしていきます。
実は年齢も近く、同じころに京都で学んでいた二人が、時にはケンカも辞さず、合計15時間超の対話を繰り広げました。

竹内:「汝の隣人を愛せ」ってまさか世界中の人を?「利己的遺伝子」から考えるとありえませんね。
佐藤:キリスト教はいい加減な宗教だし、聖書は矛盾がある。だから二千年以上、時代の変化に耐えてきたんです。

宗教と戦争、セックスと戒律、家族と子育て、「死」という概念について。「イスラム国」とイスラム教の整合性、同性愛を認めるか――面白がりつつマジメに学べる対談集です。

【目次】
第1章 神様はホントにいると思いますか?――宗教と科学のデスマッチ
第2章 聖書っていい加減ではないですか?――天才イエスと悪人パウロの合わせ技
第3章 愛する隣人って誰のこと?――血縁と非血縁のはざま
第4章 人はなぜ浮気をするのですか?――パートナーと愛人の選び方
第5章 将来のこと、動物に訊いていいですか?――人間と動物の合わせ鏡

内容説明

キリストと遺伝子から、テロと浮気まで!

目次

第1章 神様はホントにいると思いますか?―宗教と科学のデスマッチ(遺伝子と神、どちらを信じる?;私って、理性教? ほか)
第2章 聖書っていい加減ではないですか?―天才イエスと悪人パウロの合わせ技(イエスは実在した?;ヨハネ福音書だけが違うわけは ほか)
第3章 愛する隣人って誰のこと?―血縁と非血縁のはざま(献身―チスイコウモリの場合;偽者に注意せよ―ホンソメワケベラの場合 ほか)
第4章 人はなぜ浮気をするのですか?―パートナーと愛人の選び方(言葉は浮気をするためにある;子どもの人数と浮気の関係 ほか)
第5章 将来のこと、動物に訊いていいですか?―人間と動物の合わせ鏡(動物の声を聞け;必ずしも自分で産む必要はない ほか)

著者等紹介

竹内久美子[タケウチクミコ]
1956年愛知県生まれ。京都大学理学部を卒業後、同大学院に進み、博士課程を経て著述業に。専攻は動物行動学

佐藤優[サトウマサル]
1960年東京都生まれ。作家・元外務省主任分析官。同志社大学大学院神学研究科修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

86
超一流同士の対談。内容が恐ろしく濃いために読後は疲労を感じますが、なんだかとっても良い疲労感です。2018/03/03

ehirano1

67
本書は俗に云う「するめ本」。読めば読むほど味が出てきます。神学と動物行動学、この2つのケミストリー(化学反応)の先には“人間学”がありました。つまり、人間学を神学と動物行動学を化学反応させて紐解くという非常に高度で且つ、画期的な内容だったと思います。2018/10/05

ehirano1

37
やはり超一流は他とは一線を画します。各々の専門分野を駆使し相手の質問に応えていきながら、相手の専門分野を吸収して即座に自らの専門分野に血肉としていく様子は圧巻です。2018/05/19

なっく

35
一般受けするとはとても思えんが、動物行動学とキリスト教に関心ある私としては、ツボにハマる箇所満載。もともと自然科学と宗教は相入れないものだけど(処女懐胎とかね)、進化論は決して生存競争や淘汰を示しておらず、環境変化への適合だけを説いており、またキリスト教も同じく世の中の状況に辻褄を合わせてきている(柔軟性というかいい加減というか)という意味で、いずれも人類の発展を両側から支えてきたのかも。他にも動物にもある同性愛や浮気とか、それが種の保存にも繋がることをキリスト教ではどう解釈するかとか、もう書ききれない!2020/07/23

みち

31
ドーキンス著「神は妄想である」の話から始まり、穏やかじゃないな、、と思われたが、両者とも良い感じに、押し引きしながら楽しまれていて、読んでいて楽しかった。動物行動学と神学とのアナロジーが新鮮。佐藤さん程知的な方が神様を信じるのが私も不思議でしたが、この本を読みどういう信仰を持っているのか少し分かった気がする。同時に信じるという行為は、知識とは別次元の行いだとも思った。利他行動について、浮気や種の起源などバラエティに富んだ対談でございました。2020/10/06

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