出版社内容情報
定年後ライフを満喫中のお父さん70歳、陽気なお母さん69歳、彼氏ナシOLの娘ヒトミさん40歳。笑えてホロリとくる家族の日常。
スポーツジムや図書館に通ったり、レンタルDVDで昔の映画を観たりと、定年後ライフを満喫中の70歳のお父さん。
陽気で友だちが多く、お父さんには内緒で高級ランチを食べに行ったりもしている69歳のお母さん。
未婚で彼氏なし、実家でお母さんのおいしいごはんを食べて平和に暮らしてはいるけれど、将来への不安も頭をかすめる40歳のベテランOL、ヒトミさん。
そんな平均年令60歳の沢村さん一家が、和菓子を食べながらおしゃべりしたり、テレビを見ながら団らんしたり、たまには些細なことでケンカになったり……。
あるときは親と子の、あるときは長年連れ添った夫婦の視線で、お互いを思い合う気持ちを描き、“「あるある」と共感して笑いながら思わずホロリとくる”と幅広い世代に大好評、『週刊文春』の人気連載が単行本化。
描き下ろしマンガ「沢村さん一族の長い一日」や「沢村さん家の間取り図」も収録。
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- 評価
本好きkotaの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
193
沢村家の3人が大好きです。大人になってからの両親との関係がこんなふうだと良いだろうなぁというどんぴしゃな家族だと思います。ちょっととぼけたお父さん、いつもあったかいお母さん。ミリさんはどの年代のキャラクターも「いるいる!」と思わせる描き方がうまいと思います。2016/07/30
mariya926
116
益田ミリさんの本は重い本を読んでちょっと休みたい時にピッタリです。図書館に4冊新刊であったので早速借りてきました。この本は40歳になったら「そうそう」って今より共感できますね。40代ネタがたくさんあります。ノースリーブ卒業とか膝上スカート卒業はなるほど!って思いました。お母さんが結構さばさばしていて、言いたいことも言って、お父さんは定年退職して図書館とジムに通い、ヒトミさんはちょっと勝気な性格で、平均年齢60歳を楽しんだり、しんみりしたりでした。2018/01/05
AKIKO-WILL
114
益田ミリさんの本はどれも共感できます。この沢村さん家も日常に普通にありそうな家族。これもシリーズにあっているから続きも読みたいです。2016/05/28
mariya926
103
以前読んだことがあったのを忘れてまた借りてきてしまいました。せっかく借りたので再読です。40歳になった娘と70歳の父と69歳の母親。平均年齢60歳の家族ですが、会話の所々に結婚せずに家にいる娘に対する想いや、年老いていく両親に対する想いが滲み出ています。ある意味ミリさんだから描けた作品だと思います。ちなみにお父さんはジム通いを始めますが、なかなか若々しいです。図書館通いもしている所で親近感です。40歳でロングヘアともお別れはなるほどって思います。これからお別れするものが次々と増えていくんですね。2019/11/22
lonesome
86
フフフ、面白い。このほのぼのした親子三人、みんなそれぞれいいキャラしてるしたまにちょっとしたことで喧嘩してはまた次の日には仲直りして。明るいお母さんにいつも負けっぱなしのお父さん、だけどスポーツジムで若いと褒められて嬉しくて元気になっちゃったりすごく可愛らしい人だ。他にも家に入る前に犬小屋があったところをみんなして振り向いちゃうエピソードなど身に覚えのある場面も多々あって、面白いだけじゃなくてちょっぴり切なさもあり、最後の最後、ラストの一カットに思わずもらい泣きしてしまいそうになった。2015/02/01
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