永遠の殺人者―おんぶ探偵・城沢薫の手日記

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  • サイズ B6判/ページ数 301p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163824208
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

空き家の浴槽で発見された死体は両手首が切断され血溜まりに浸かっていた。凶悪な殺人事件に挑むのは孫の背におぶさったお婆ちゃん!

ある月曜日、西東京市の空き家になっているアパートの浴室で男性の死体が発見された。浴槽に座らされた死体は両手首が切断され、血溜まりに浸かった状態で遺棄されていた。死後一日程度が経過しているにもかかわらず血は凝固していない。検査の結果、抗凝固剤と水が混入されていたことが判明。さらに、失われた両手首のうち左手は列車のコンテナの中から、右手は大阪の空き家の壁の中から発見された。状況を調べると左手も右手も土曜日のうちにそれぞれの場所に置かれたとしか思えないのだが、死体の男性は日曜日に元気な姿を目撃されていた――。難事件に手を焼く刑事たちに、警察署の上層部が差し向けた助っ人は、なんと孫の背におぶさったお婆ちゃんだった!? トリックてんこ盛りの作風で「やりすぎミステリー」の異名を持つ本格ミステリー界の俊英が放つ渾身の一作。

内容説明

“やりすぎミステリー”の旗手が贈る、100パーセントの推理小説!“血の池”に浸かった死体には両手首がなかった。難事件に挑むのは、孫におんぶされたおばあちゃん!名刑事の未亡人・城沢薫の“位牌推理法”が炸裂する!?

著者等紹介

小島正樹[コジママサキ]
埼玉県生まれ。2005年、島田荘司氏との共著により『天に還る舟』(南雲堂)を上梓。2008年、『十三回忌』(原書房)で単独デビューを果した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

98
犯人は自分の予想と違ってえっそっちにいく?って感じ。被害者が何故犯人と2回目の接点を取れたのが不思議すぎる。2016/08/07

Yuna Ioki☆

43
1443-139-46 小島正樹作品初読み。謎も大きすぎるが、捜査の進展状況は無闇にオープンな場所でしたらダメだろ(笑)トリックもかなり偶然による部分も大きいし(笑)2016/05/19

雪紫

26
やり過ぎな小島さんにしてはやり過ぎ感はおとなしめ?・・・と思ってたらまさかのどんでん返しかつ過去の事件の真相がやり過ぎ感ありありだった。やり過ぎよりコージーが中心なのでは?という印象は最後まで変わらなかったけど(なんか読んでて昔金曜エンタテイメントでやってた「奥様は警視総監」シリーズ思い出してた)。2020/06/14

あっちゃん

24
やり過ぎミステリー、略してやりミス?(笑)今回はアクロバティックなトリックはなかったけど、心理的にやり過ぎ?( ̄▽ ̄)2021/06/07

四弦桜

19
空き家の浴槽で見つかった死体には両手首が無かった。そしてその手首は遠く離れた地で発見される。地獄絵図に見立てられた連続殺人を孫におぶさったお婆ちゃんが推理する😂終盤は世界が反転✨ 『こいつが犯人だな?……やっぱり』の後のどんでん返しが癖になる。登場人物も皆個性的で物語も面白かった! 小島先生らしいトリック、そして愛の物語✨ タイトル回収で胸が詰まった。 満足です😆2023/01/05

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