出版社内容情報
麻太郎の親友・凜太郎から恋心を打ち明けられた千春。凜太郎が亡兄の未亡人から再縁を求められる騒動の中、二人の気持ちはひとつに。
るいの娘・千春に待望のお婿さんが!
麻太郎の親友・凜太郎から恋心を打ち明けられた千春。凜太郎が亡兄の未亡人から再縁を求められる騒動の中、二人の気持ちはひとつに。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サルビア
20
この間、図書館でオール読物という雑誌を借りた時に御宿かわせみが載っていたので、久し振りにかわせみシリーズを読んでみたいと借りた本だった。 神林東吾の遺児、麻太郎と畝源座衛門の息子、源太郎による捕物帳である。このシリーズ好きだ。推理物であるにも関わらず、人情の機微もしっかり書かれているのがい。特に良かったのは、麻太郎が東吾に仕草が益々似てきて、るいのほかかわせみの面々が涙を浮かべるところ。そして、今回は子どもだと思っていた千春が結婚することである。2015/08/05
あっちゃん
17
源太郎に続いて千春まで…麻太郎、置いてきぼり気分で少し寂しそう(笑)何やら、展開が早い気もするけど、麻太郎に春は来るか?できれば、東吾様、復活してほしい!2013/06/29
baba
16
かわせみシリーズも明治になり、朝太郎、凛太朗、千春の代になりました。子どもたちの成長は嬉しいし、時代も変わりますがやはり、東吾とるいがいてこその”かわせみ”。東吾がいなくて寂しい。2014/03/09
7月生まれ
14
千春のお相手に商売人でも元武士でも医者でもなく、雅楽の楽士さんという、作者のそのロマン、いや乙女心と言ってもいいでしょう、私にはわかります。さて、最後は麻太郎の番ですが、いったいどんな女性とどんな恋愛ドラマを見せてくれるでしょうか。そしてるいがおばあちゃんになる頃には東吾さんも帰ってくるでしょうか。1巻から全部読んできた私はるいと同じようにただひたすらその日その時を待ってます。平岩先生、どうかよろしく。2015/11/10
天の川
14
幕末を乗り越え、残ったかわせみにまつわる人々はいつも変わらず善い人ばかり。まるで親戚のおばさんのように、若い人たちの恋を見つめる気分です。麻太郎は頑張っているけれど、東吾さんの不在はやはり寂しい。とは言え、一挙手一投足に東吾さんを重ね合わせて涙ぐまれるのもいかがなものか。麻太郎のアイデンティティも尊重しないと…って、私自身言ってることが矛盾している。きっと、かわせみの人々も同じなのでしょう。花世が結婚しているのに驚いた私。どうも、一冊、読み飛ばしたみたい…2013/09/20
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