出版社内容情報
他人の心を操れる者たち。その１人が企む陰謀を止めねばならない。最後の最後の驚愕の真実までノンストップの超絶サスペンス。
内容説明
政府の秘密機関が運営する「学校」に収容されたイライジャとウィンター。二人は人の心を読み取り、あやつる特殊能力の持ち主、エンパスだった。その能力を利用すべく、二人は徐々に洗脳されてゆく。かつて「学校」で何が起きたのか？いかなる悲劇が「学校」の子らを見舞ったのか―いま世界を襲おうとしている邪悪な計画の発端はそこにある。銀のネックレスの正体は？ヴァレンティヌスの究極の目的は？そして破滅は阻止できるのか？過去と現在の物語がひとつになるとき、いくつもの謎がつぎつぎに明かされてゆく。緻密な伏線と圧倒的なスピード感―『数学的にありえない』の興奮がここに。そして真相はラスト４行までわからない。
著者等紹介
ファウアー，アダム［ファウアー，アダム］［Ｆａｗｅｒ，Ａｄａｍ］
１９７０年生まれ。ブルックリン在住。幼い頃、病で視力を失い、度重なる手術のため少年時代の多くを病院ですごし、病床で小説の朗読テープを「濫読」する。やがて視力は回復、ペンシルヴァニア大学で統計学を学び、スタンフォード大学でＭＢＡを取得、有名企業でマーケティングを担当。２００５年、『数学的にありえない』で作家デビュー。同書は日本で１５万部を超えるベストセラーとなった（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よむよむ
39
“エンパス”たちの終わりなき攻防戦。カリスマ教祖の目的とは？ 辛口コメントが多いようですが、私はなかなか楽しめました～ 強いて言えば、主人公二人があともう少しバリッと活躍して欲しかったかも・・・でも、面白かったですよ～＜ネタバレ↓＞ 2012/06/09
detu
32
三つ子の魂なんとやらと言うが全世界を捲き込むトンでもサスペンススペクタルとなってしまった。それもこれも特殊能力(それはあえて伏せますが)を持つ人間たちのなせる業か？少し解りにくいところもあったがスピード感が引き離さない。エピローグを読んでのどんでん返しで全体の話を納得させる。実際の歴史的事実や映画、TVドラマ、ミュージャンなど盛り込んで勉強にもなりユーモア感もあったりで、前作同様とても面白かった☆☆☆2017/11/30
RIN
32
あっという間に下巻は読了。まさにハリウッド映画。『数学的に～』がダンブラウン『ダビンチコード』的なら本作はラドラム『ジェイソンボーンシリーズ』的かな？とにかく派手。読みながらそのまま映像が頭に浮かんで映画を観てる感覚で読めるしスピード感も緊迫感も十分な言葉の羅列は原作の良さもあるが訳者も秀逸なんだと思う。妙に惹きつけられるオーラのある人っているしこういう能力持っている人って案外ホントにいるのかも。宗教の歴史や教義の素養があればもっと面白く読めたかも・・・と海外ものを読む度にいつも思うことが今回も(笑)。2015/04/14
昼夜
29
上巻では結構おおざっぱに進んでる印象だったのに読み終わってみれば結構ひねってあったんだなぁ。スピーディーでエキサイティングで最後まで面白かった。今年で一番かも知れないな。2011/11/13
たまご
23
これは続編のある終わり方ですね…．それはそれで楽しみです♪が，前作ってそんなにこんな感じでしたっけ…忘れているので確認しなければ． どーでもいい気になりどころ，「現在」の各章に，2007年12月31日○時○分（最後の審判まで×時間×分）と書いてあるのですが，１章だけ，”元旦まで”と書いてあったこと．次の章ではまた戻っていたので，単なるミスなんでしょうね(^^ゞ2014/07/31
