出版社内容情報
新人類をつくる精子がもとで独裁者に祭り上げられた平凡人が、父親の威信をかけて戦闘を開始する表題傑作のほか、好篇二作を収録
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ざくろ
8
こわい、こわい、こわい。『こんなの初めてだ』!こわ〜い世界。戦争のため、作られる人間たち。下巻どうなるんだろう、、、?2018/08/17
こたつむり
2
まず驚くのが圧倒的なまでの創作意欲。次に、自身の馴染んだ絵柄を捨て当時の最先端であっただろう”大人漫画”に挑戦した気概。そして、漆黒よりもどす黒いコメディ要素。手塚治虫が天才として、または偉人として名を遺したのは『鉄腕アトム』や『ジャングル大帝レオ』のようなメジャーな作品で人気を得たからではなく、その傍らで本作の様な”異形”を作り上げたからなのでしょう。まだ本書は上巻なので、この先に何があるのか解らないのですが、もうこの時点で胸焼け必須。狂った現実を如何にして紙面に落とすのか、予断を許さないんです。ぐえ。2025/11/29
tomdam
2
抜群のストーリーテリング。下ネタから戦争規模へ。大平がヒトラーとなり。展開のしかた、スピード感がすごく、それでも基底にあるのは愛。2012/12/16




