お役に立つかしら―辰巳芳子のひとこと集

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  • サイズ B6判/ページ数 187p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784163765907
  • NDC分類 596.04
  • Cコード C0095

出版社内容情報

辰巳家代々で深めた食の哲学。旬の味わいと共に、既刊随筆から拾う名言集。食事を作って食べさせるのは、やはり一つの「祝福」です。

「梅仕事」も「いのちのスープ」も、この家の日常から生まれた言葉です。
仕出し屋を営む祖母から「本もの」を教えられた母・浜子。
そして、母が娘に伝えたのは、旬の味わい、暮しの切り回し、命をはぐくむ確かな技術。
辰巳家の食をめぐる豊かな哲学を全著書からピックアップした名言集、「ベストオブ辰巳語録」です。


〇第一章 旬のことば
薬味、つま、けん、吸い口の違いを御存知ですか?
〇第二章 いのちのことば
食べものを用意して食べさせるのは、やっぱりひとつの「祝福」です。
〇第三章 父のこと、母のこと
「命は食にあり」と悟るに至った母・浜子の体験をお話します。
16の辰巳家伝統レシピ付き。読むだけで、あなたの食生活を豊かにします!

内容説明

仕出し屋を営む祖母から、徹底して本ものを教えられた母・浜子。そして、母が娘に伝えたのは、旬の味わい、暮らしの切り回し、いのちをはぐくむ確かな技術。いま、あなたに伝えたい、辰巳家の食の技術と哲学。全著書から選んだ名言集。

目次

第1章 季節のことば(春;夏;秋 ほか)
第2章 いのちのことば(まごころ;お養い~私のスープ;伝える ほか)
第3章 父のこと 母のこと(母・浜子;おばあさんとの交流;母の育った家 ほか)

著者等紹介

辰巳芳子[タツミヨシコ]
1924年、東京都生まれ。料理研究家・随筆家。聖心女子学院卒業後、料理研究家の草分けであった母・浜子のもとで、家庭料理を身に付ける。宮内庁大膳寮で修業を積んだ加藤正之氏にフランス料理を学び、イタリア、スペインなどで西洋料理の研鑽を積む。父の介護でスープに着目し、鎌倉市の自宅などで「スープの会」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ごへいもち

24
「母に作ってあげたかったのに…」(;へ:)。苦労されたお母様の話が心にしみる。読友さんご紹介本2017/08/10

ケロコ

23
【図書館】間違えた!これはお料理本ではなく「名言集」だったのだ。これで益々辰巳さんのお料理本読みたくなりました。基礎からの和食を学びたかっただけに残念でした。さて、本書はといえば、柔らかく温かい辰巳さんの台詞がさっとすっと心に寄り添います。厳しいようにも思える一言は決して押し付けがましくないないのだから、不思議です。2017/04/23

akiᵕ̈

19
料理研究家として草分け的な母を持ち、その意思を引き継いで自身も料理研究家であり、滋味深いスープに定評のある著者。そのスープへの想いが病を患う父との思い出と共に語られていて、その奥深さを知る。季節ごとの料理やそれに纏わるコラム、亡き父母、家族との関わりから得た大切な知識や心得、食に対する思いなど、これ程までに自然というものと真っ向から向き合い、それを最大限に生かす事を自然と出来る姿に、女性としても人としても心強さ、しなやかさを感じる。貧しい時代の最中にあっても心は豊かでいられる、料理と同じ滋味深さを感じた。2024/12/13

Mayu

12
久しぶりの辰巳芳子先生の本。料理の仕方では、そんな風にするんだ!とはっとさせられ、哲学的な部分では反省したり感動したり…。季節や食物、事物に対する感受性が失われつつあるのでは、という寂しさも感じました。後半、お母様の浜子さんの回想では、お嬢様だった方が、戦争や婚家の状況というやむを得ない事情があったとはいえ、こんなことまでなさるなんて…それでも、けして悲愴なわけではなく、苦労の中に楽しさや様々な発見があって、ささいなことに不平不満を持ってしまうことのつまらなさに気付かされ、人間の無限の可能性を感じました。2017/10/06

とも

7
図書館本 自粛中 料理が好きではないことを再認識したが、命を守っていくためにきちんと家事をしようと思いました。辰巳渚さんと間違えて手に取った本。  庭を少し耕してみようと思う。2020/07/18

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