出版社内容情報
核アレルギーによる「反原発」を排しつつも、日本の原発技術力を未だ礼賛する「観念保守派」にも鉄槌を下す画期的な文明社会論。
内容説明
「原発」は戦後平和主義のシンボル、「脱原発」こそ日本再興への道。「原子力村」的「和」の社会の病理をえぐる。論壇を騒然とさせた問題論文を全収録(+書下し新稿)。
目次
第1章 最初の感想
第2章 原子力安全・保安院の「未必の故意」
第3章 「脱原発」こそ国家永続の道
第4章 原発は戦後平和主義の象徴
第5章 平和主義ではない「脱原発」
第6章 あらためて保守に問う原発か脱原発か
第7章 現代リスク文明論―原発事故という異相社会
著者等紹介
西尾幹二[ニシオカンジ]
1935年生まれ。東京大学文学部独文学科卒業。同大学院文学修士。文学博士。電気通信大学名誉教授。評論家。「2011・3・11東日本大震災」以降、保守派言論人の中にあって数少ない「脱原発」論を展開し、左右の論壇から注目されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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