出版社内容情報
モンゴル人に扮してのエイズ村取材、都市の底辺で蠢く売春婦たち、華やかなキャリアウーマン…。女を取り巻く驚愕の実態が今明らかに!
内容説明
政治的にも社会的にも自然環境的にも過酷な国で、女性に生まれることは、決して幸福とは言い難いのに、それでもたくましく、体を張って生きて、恋し、子供を産み、戦っている女たち。元女性北京特派員が凝視・直視・驚嘆・取材した「中国女」の全て。
目次
第1章 エイズ村の女たち(男の子を産まないと、女は一人前と認められないから命をかけて男の子を産む―栄華;売れる体があるのはラッキー。どうせなら都会でいい男に売りたい―小娟 ほか)
第2章 北京で彷徨う女たち(私たちに居場所なんてないのよ!ただ、慰める腕がほしいだけ―艶児;殺すより売る方がよっぽどいいでしょ―小華・小海 ほか)
第3章 女強人(女傑)の擡頭(私は「おしん」と性格がすごく似ているの―張茵;私の活動の力の源泉は「愛」―候文卓 ほか)
第4章 文革世代と八〇后と小皇帝たち(今の知識人はニセモノよ。本当の知識人はもう亡くなってしまった―章詒和;私は今、水の上に這い上がってようやく世界を見た―田原 ほか)
著者等紹介
福島香織[フクシマカオリ]
ジャーナリスト。1967年奈良市生まれ。大阪大学文学部卒業後、産経新聞社に入社。大阪文化部などを経て上海・復旦大学に語学留学。2001年から産経新聞香港支局長に赴任、2002年に香港支局閉局にともない中国総局(北京)に異動。2008年まで常駐記者を務めた。帰国後は東京政治部で麻生太郎政権を取材。2009年に退職し、中国関連分野でフリーの活動を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まる
kinkin
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うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
フクミミ
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