出版社内容情報
ビール片手に愛用の古いワープロにびしびしと打ち込む、頑固で鋭いブンメイ批判。「週刊文春」の人気エッセイシリーズ、第２１弾。
内容説明
まあとりあえず、今日も元気だサカナがうまい。好評、風まかせ赤マントシリーズ第２１弾。
目次
最近の神様
勿来の関の粗大ゴミ合宿
文体練習―こぼれた味噌スープ
美しい便所
アナコンダの腹のなか
幽霊のかぞえかた
風雪のソースヤキソバ
かいじん丸の進水式
こんなものいらない〇八改訂版
ビョーキ日本とサバイバル〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Gen Kato
4
「文体練習」、こういう「遊び」、理屈抜きで好きです。かわはぎ食べてみたい…！2016/02/07
wasabi
3
小笠原諸島かぁ、いつか行ってみたいよなぁ。紺碧の空と海、そんな楽園にも戦争の爪痕が遺されていると新聞連載小説『めだかの学校』で読んだっけか。東京本土から25時間半かけて行くならば、それなりに長逗留したい。シーナ氏は2008年当時、沖縄と東京のラジオ番組をもっていると自慢気だ。そのスポンサーが片や「スカイマーク」で、これは会社の体力的に絶対終わってるだろう。片や『地球の歩き方』のダイヤモンド社らしいが、おいおい、アナタかつて赤マントシリーズであの本は『地球の迷い方』だとさんざんコケにしてなかったっけ。2015/02/11
Koichi Yamashita
2
為になるかならないかあなた次第…シーナ氏の痛快エッセイあっという間に読んじゃった。2018/05/02
海辺で読書
2
「若者」と「おじさん」との会話調で展開する、為になりそうで最後はギャグで終わる解説コラムや、「ラーメン屋いったら、若いあんちゃんにラーメンの汁こぼされた」旨の内容を様々な文体にして載せる等、前半部は色々と新鮮な内容がてんこ盛りで面白かった。後半部はお馴染みのコラムで口直し。二度美味しい作品だった。2013/02/27
Kenji Hori
2
相変わらずの旅話、よた話。今回はおじさん、おばさん、若者などの会話形式のエッセイが多いような気がする。まぁ、例によって何も考えずにさっと読むに限る。金沢のイベントで高級料亭に招待された後、酒ばかり飲んでいて小腹が減ったのでぺヤングを買って、袋はいらないといったものの、箸ももらわなかったので歯ブラシ２本を使って食べたというトホホな話は「続 大きな約束」にも出てくるエピソード。まぁ、別にいいですけど。2012/11/29
