科学は大災害を予測できるか

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  • サイズ B6判/ページ数 213p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163722504
  • NDC分類 415.5
  • Cコード C0098

出版社内容情報

カオス理論研究者が最先端の研究をわかりやすく紹介する。

著者は数百万年先の惑星運行を予測する数学者。気候変動・小惑星衝突・伝染病・経済恐慌などから「予測」の科学を解き明かします。

内容説明

ブラジルの蝶のはばたきひとつでテキサスの天気は変わってしまう。だから予測は不可能である。そう数字のカオス理論は証明した。では、大災害の予測は不可能なのか?物理学、気象学、経済学、天文学の最先端は、このカオス理論の断崖を越えようとする。

目次

まえがき 数学と科学の交差ポイント
第1章 自然災害
第2章 気候変動
第3章 小惑星の衝突
第4章 金融危機
第5章 パンデミック
第6章 予測はどこまで可能になったのか

著者等紹介

ディアク,フロリン[ディアク,フロリン][Diacu,Florin]
1959年生まれ。カナダ、ブリティッシュ・コロンビア州のビクトリア大学数学科教授。ルーマニア出身、ブカレスト大学卒業後、数学教師を経てドイツのハイデルベルグ大学で博士号取得。専門はカオス理論と天体力学

村井章子[ムライアキコ]
翻訳者。上智大学文学部卒業

川島博之[カワシマヒロユキ]
東京大学大学院農学生命科学研究科准教授。農業問題や環境問題について、複合的な要因を分析し将来を予測するシステム分析を利用して研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぼのまり

6
自然災害、気候変動、惑星衝突、金融危機、パンデミックといった題材を取り上げ、それぞれについて、歴史、主なモデル、予測とその限界について詳しく記述した1冊。複雑系の予測の限界がある程度見えてしまうのであるが、明確に壁があることがわかる以上、それを乗り越える(またはスルーする)道は必ずあるように思う。サイエンスでない視点が今後重要になるかもしれませんね。2013/08/11

西やん

0
少し期待していた内容と違いました。個人的にはもう少し科学的な精緻な説明が欲しかったです。概略を把握するにはまあ良いのでは。2012/12/23

還暦院erk

0
だんなから借りた蔵書。約1週間かけて頑張って読了。わたしにとっては第1章が一番難しかった。予備知識の有無で読みやすさが随分違ってくる本だと思う。p199「必ず補助金を獲得しやすい方向にまちがっている」という指摘とp200の核廃棄物処分場の将来モデルのケースと合わせて読むと恐ろしい。理系に疎くてもとりあえず読んでみる価値ありだなぁ。2012/08/04

warwolf

0
図書館で借りて読んでみました。軽く読む分には丁度いいかと。レポートで死亡寸前だった頭をリフレッシュさせるのに十分な内容でした。2011/06/26

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