蜥蜴の尻っぽ―とっておき映画の話

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163697505
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

内容説明

山田洋次監督『母べえ』の原作者とは、何者か?伊丹万作に愛され太宰治に会いに行き伊丹十三を育て早坂文雄に憧れ井伏鱒二の世話役で黒澤明を支え続けた希有な女性の昭和史。

目次

第1部 インタビュー さらば、“黄金の日々”よ(焼け野原の青春;映画黄金期にすべりこむ;忍び寄る不協和音;不死鳥は飛ぶ;映画『母べえ』の原風景)
第2部 エッセイ集 落葉の掃き寄せ(三鷹町下連雀;「下戸の酒」;井伏先生とスニーカー;『赤ひげ』後のクロサワとミフネ;『静かな生活』垣間見録;『たそがれ清兵衛』の撮影現場を訪ねて;『明日へのチケット』のためにキアロスタミの家を訪ねた)

著者等紹介

野上照代[ノガミテルヨ]
1927年、東京生まれ。元・黒澤プロ(株)プロダクション・マネージャー。出版社勤務の後、伊丹万作の遺児・岳彦(後の伊丹十三)の世話をするために京都へ。1949年、大映京都撮影所にスクリプター見習いとして採用される。1950年、『羅生門』撮影のため太秦にやって来た黒澤明監督につくことになり、以降、『白痴』以外のすべての黒澤作品にかかわる。1984年に「父へのレクイエム」で第5回読売「女性ヒューマン・ドキュメンタリー」大賞の優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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